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白馬~唐松岳ソロテン(三日目) [山登り]
翌朝は4時前に起きます。
いつものことながら朝は食欲が湧きません。
この日は最終日で下山するのみですが、下界からの登り客が来る前にたどり着きたい場所がある為5時には撤収完了させます。
5:30唐松岳頂上山荘出発
前日はガスに包まれまったく臨めなかった唐松岳がクッキリとみえます。
頂上いる人が良く目ます。
下りルートは八方尾根と呼ばれる綺麗な稜線です。
こちらも前日はガスに覆われていた「不帰の嶮」の全容です。
右端の台形の左肩みたいのが「天狗の大下り」でここからは1峰は隠れて見えず
隣のニャンコの耳みたいのが2峰の北峰と南峰でその左の3本ツメみたいなのが3峰です。
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6:15「丸山ケルン」
丸山ケルンを超えると森林限界が終わって樹林帯となります。
樹の幹が真横に伸びてます。
冬場の豪雪地帯を物語ってます。
冬場の豪雪地帯を物語ってます。
ちなみにこのルートは雪山シーズンでも人気なスポットでして近々アタックしようと計画ちうww
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この季節でも雪渓が残る「扇雪渓」このまま初雪を迎えるかな?
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空が開けると去年歩いた「鹿島槍ヶ岳」と「五竜岳」がクッキリです!
この季節にこれだけの姿が見れるのもこの時間帯だけでしょうね。
まさに早起きは三文の得w
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おお!こちらは初日の子蓮華岳からの稜線と「白馬三山」です。
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しばらく歩くとこの旅のお目当てある池が見えてきました。
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「八方尾根」中腹に現れる「八方池」標高2060m
山岳写真では定番中の定番ですがこの目で見たい!
自分のカメラに収めたい!
撮影するならギャラリーがらない構図で撮りたい!
そのため下界からの始発のリフトからの登山客が到着する前にここへ来たかったのですが・・・
大正解です(^_-)-☆
おまけに尾根という場所ながら全くの無風状態です。
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水面が見事な鏡となり白馬三山から不帰の嶮までの稜線をきれいいに映し出していました。
この風景を見れただけでこの山旅は最高のものとなりました。
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7:45リフト乗り場が見えてきました。
この方々が始発利用の登山者たちかな?
この方々が始発利用の登山者たちかな?
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8:25
3つのリフトとゴンドラを使ってラクチン下りで下界まで戻ってきてのデザートアイスww
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定番の温泉は「八方バスターミナル」前にある「八方の湯」
午前9時開店。
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その後バスで長野駅まで行きそこからは新幹線です。地元には16時には戻れました。
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今回の旅は往復公共機関だし稜線へのアクセスも往復ともゴンドラ、リフトのラクチンルートでした。
しかし稜線歩きでもかなりのアップダウンで若干筋肉痛になってましたwww
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文中で「裏剱岳」の計画を書いてましたが本来10月の2週にある3連休で室堂~剱沢~池の平~黒部の計画でしたが未曽有宇の被害を出した「台風19号」の接近で今年は見送りとなってしまいました。
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今年は夏山は結局今回の白馬、唐松の旅だけで終わってしまいそうです。
ここ毎年決まって台風に計画中止に追いやられてます。
そして今回の台風19号では多くの方々が被害にあってます。
登山道も復旧の見通しが付かなりほどの被害が出ているエリアもあるそうで一刻も早い復旧を望むばかりです。
白馬~唐松岳ソロテン(二日目) [山登り]
9月14日に白馬栂池高原からスタートした稜線歩きの山旅は初日「白馬頂上宿舎」で野営でした。
二日目もお天気絶好調の模様です。
この日は唐松岳ピークを踏んで頂上直下の「唐松頂上山荘」で野営が計画ですが途中には日本三大キレットの一つ「不帰の嶮(かえらずのけん)」なるゴツゴツ地帯を通らなければなりません。
そして三日目の最終日にはある意味その風景が今回の目当てでもあったのですが・・・
というわけで後半のスタートです。
二日目もお天気絶好調の模様です。
この日は唐松岳ピークを踏んで頂上直下の「唐松頂上山荘」で野営が計画ですが途中には日本三大キレットの一つ「不帰の嶮(かえらずのけん)」なるゴツゴツ地帯を通らなければなりません。
そして三日目の最終日にはある意味その風景が今回の目当てでもあったのですが・・・
というわけで後半のスタートです。
チャチャット撤収して6:30二日目の行動開始です!
振り返ると前日歩いた稜線がクッキリと見えてます。
振り返ると前日歩いた稜線がクッキリと見えてます。
最初のピークは白馬三山の「杓子岳」です。
この山は頂上へのルートとトラバースする巻き道があり以前ここはピークを踏んでるから時間短縮のためトラバースを選択して次の「白馬鑓ヶ岳(はくばやりがたけ)」を目指します。
この山は頂上へのルートとトラバースする巻き道があり以前ここはピークを踏んでるから時間短縮のためトラバースを選択して次の「白馬鑓ヶ岳(はくばやりがたけ)」を目指します。
⁻
まさにブルースカイ!
この先のルートがきれいに見えてます。
この先のルートがきれいに見えてます。
よおく見ると雲海の先に八ヶ岳と南アルプスまで見えてます。
8:20
「白馬鑓ヶ岳」頂上(^_-)-☆
稜線歩きはほんと気持ちいいですが遮るものが無いため強風の日は大変な山行となりますがこの日は風も皆無です。
鑓ヶ岳を下ると現れる分岐。
ここから下山ルートを行くと「白馬鑓温泉小屋」がありそこでは源泉かけ流しが堪能できるんです。
ここから下山ルートを行くと「白馬鑓温泉小屋」がありそこでは源泉かけ流しが堪能できるんです。
日本の秘湯にも数えられてますね。
⁻
私はまだまだ稜線歩きです(*´ω`)
だいぶ長野側からガスが立ち込めてきました。
その先に現れたのは・・・
9:10「天狗山荘」
2年前にこの地帯を襲った雪崩によって山荘の一部が崩壊し営業がストップしていましたが去年からはテント場と売店が営業を再開してます。宿泊は来年以降って感じです。
⁻
小屋の売店でペットボトルのコカ・コーラをいただきながら小休憩し再出発。
小屋の前にはこんな看板が・・・
「帰宅厳守」
そうです!この先は帰る事が出来ないとまで言わせたゴツゴツ地帯の「不帰の嶮」が現れるための注意喚起ですね。
⁻
今日はまだ帰宅しない私は「ゴール厳守」って感じかな(ノ∀`)ペチョン
だだっ広い稜線ですが「天狗の頭」の看板を過ぎるとそこからは「天狗の大下り」と呼ばれる激下りの始まりで一気に300mほど標高を下げます。
⁻
そしてその先にはガスにすでに覆われてしまっている「不帰の嶮」が見えてます。
9:40に大下りをスタートし
10:50「不帰の嶮1峰」がまさに壁のごとく現れます。
しばし上を見上げ先行者のルートを目で追いながらシミュレーションしてからスタートです。
しばし上を見上げ先行者のルートを目で追いながらシミュレーションしてからスタートです。
連続の鎖場を登るため自然と写真が少なくなってますww
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11:30「1峰ピーク」到達です。
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振り返るとちょうどガスが切れて下ってきた「天狗の大下り」が見えます。
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11:40「不帰の嶮」の核心部と言われる「2峰」アタック開始
ちなみに2峰には北峰と南峰があります。
ちなみに2峰には北峰と南峰があります。
こちらもガスがかかってまして下界の眺望が悪くそれが反って高度感を無くしてくれてます。
12:35「北峰」ピーク
12:45「南峰」ピーク
「不帰の嶮」にはこのあと3峰があるのですが3峰ピークへはるーとが無くトラバースするため後は唐松岳を目指すだけですがさすがに13kgオーバーのザッグを背負ってのこのルートは体にこたえます。
13:45「唐松岳」頂上ですがまったく眺望がありませんΣ(゚д゚lll)ガーン
13:55
喉乾いたし早くザッグを下したく速攻で下山して頂上直下の「唐松岳頂上山荘」到着
最近はテント場も値上げ傾向にありますね
前日もそうでしたがここでも1200円です。
しかもお水はペットボトルで購入するしか無いとの事。
500mlで300円
テン場はこの山荘から30mから200m近く下った斜面です。
すでに多くの方がテント設営されていて私が見つけた場所は50mほど下った場所で若干傾斜がついてます( ノД`)シクシク…
しかし目の前は・・・
一昨年に登った立山連峰と剱岳です!
それも今年の秋の大イベントとして計画してる「裏剱」の風景が見て取れます。
⁻
私の山小屋「モンベルハウス」
雲海に浮かぶ「剱岳」を見ながら夕食(^_-)-☆
夜は満天の星空にうっとり(*´Д`)
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(三日目に続く・・・)
白馬~唐松岳ソロテン2泊三日の旅 [山登り]
2017年に白馬三山を縦走する計画を立て猿倉スタートで大雪渓を登り白馬頂上宿舎で野営しましたが翌日天候が大崩れしたため計画を中止して登って来たルートで下山してしまいました。
今年は本来6月からスタートする私の山行が毎週末天候不良だったり夜行バスを予約するものの直前に風邪を患ったりでなかなか山遊びが出来ずでした。
しかし!9月の14日からの三連休が天気予報も申し分なくおまけに二日前の木曜日にバス予約サイトをチェックすると白馬方面夜行バスに空席があります!たぶん直前にキャンセルが発生したのでしょう。
今年の山行不運が一気に報われた感じです。
今年の山行不運が一気に報われた感じです。
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金曜22:45定刻より15分ほど遅れて竹橋を出発した夜行バスは翌朝6時に白馬栂池高原に到着です。
冬場はスノースポーツでにぎわうリフト発着地ですが雪山シーズン以外は登山客でにぎわいます。
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まだ下界は真夏日が続く頃で服装に悩みました。
7時から発売するリフト券窓口には登山客が長蛇の列を作ってますがほとんどの方が長袖ジャケットを着てますね~
そんな中私はハーフパンツに半袖の夏山スタイルですww
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7時から発売するリフト券窓口には登山客が長蛇の列を作ってますがほとんどの方が長袖ジャケットを着てますね~
そんな中私はハーフパンツに半袖の夏山スタイルですww
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ザックの中にはもちろん防寒着が入ってますが朝の時間はちょっと寒々しい感じでしたが動きだしたらちょうどよかったです。
ザックの中にはもちろん防寒着が入ってますが朝の時間はちょっと寒々しい感じでしたが動きだしたらちょうどよかったです。
リフトで1000mジャンプアップした標高2000mの「栂池自然園」がスタート場所となります。
これから歩く山々の稜線がクッキリ見えます!
これから歩く山々の稜線がクッキリ見えます!
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しばらくは気持ちのいい木道を歩き目の前の稜線への取り付きを登ると
11:10 「船越ノ頭」ここでこの日初めてザックを下して小休憩。
この先のルートがまだまだクッキリとみえます。
12:10 「小蓮華岳」2768m
太刀のオブジェが頂上に刺さってます!
この日のゴールとなる白馬岳への稜線歩きww
おお!左の長野側からガスがかなり上がって来始めてます。
おお!左の長野側からガスがかなり上がって来始めてます。
頂上直下はちょっとしたがればガレ場となっていて
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13;40 「白馬岳」2932m頂上着いた――
山の名前は「しろうま」と発音しますが、それ以外の「白馬」が付く名称は「はくば」と発音してますね。
山の名前は「しろうま」と発音しますが、それ以外の「白馬」が付く名称は「はくば」と発音してますね。
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頂上直下には日本最大級の集客力がある「白馬山荘(はくばさんそう)」
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ここはテント場はなく・・・
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そこからもう少し下った所にある
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「白馬頂上宿舎」に広いテント場があります。
一人1200円で水は汲み放題(雨水)
写真中央の建物はトイレね。
宿泊棟と売店はその裏です。
一人1200円で水は汲み放題(雨水)
写真中央の建物はトイレね。
宿泊棟と売店はその裏です。
14時に着いた時はテンバは8割ほど埋まってました。
慌ててやっと見つけた場所は岩がゴロゴロしてましたが時間をかけて整地したため居心地のいいマイスペースが確保できました。
(二日目に続く)
(二日目に続く)
2019【備忘録】積雪期西穂高岳 20190113 [山登り]
まだ梅雨が開けない関東地方ですが
今年は例年以上に日照時間も少なく
決まって週末は雨の予報になってる気がしてます。
そのせいで私の山シーズンスタートの6月以降一度も
山遊びに出掛けられてません(泣)
7月の海の日があった3連休は天気もイマイチでしたが強行しようと
夜行バスまで予約してたのですがまさかの自身久々の風邪を患い
ドタキャン( ノД`)シクシク…
ドタキャン( ノД`)シクシク…
7月最終の土日に勝負をかけたのですが…何と!台風6号ですよww
そんな訳で今年の1月に登った雪山「西穂高岳」の写真をアップします。
出発点となる「新穂高温泉」の無料駐車場はこの積雪期だというのに
8割以上の車で埋め尽くされてます。
西穂へのアタックはこちらの「新穂高温泉口駅」から出発する
「新穂高ロープウェイ」を使用すれば約30分で標高2000mオーバーの
「新穂高ロープウェイ」を使用すれば約30分で標高2000mオーバーの
「西穂高口駅」までひとっ飛びです。
目の前には目が覚めるような青空と雪に覆われた白く輝く峻峰が
ドドーーンと広がってます!
写真をクリックして拡大すると見えると思いますが
稜線の右側に建つのが今日の宿泊場所である「西穂山荘」
翌日は稜線をひたすら左方向に進み写真の一番高いピークの
翌日は稜線をひたすら左方向に進み写真の一番高いピークの
「西穂高岳」を目指します。
夏山シーズンでは「奥穂高岳」からジャンダルム経由で山荘まで
歩いてますが、積雪期は過去4回?西穂山荘から西穂を
チャレンジしてますが手前の「ピラミッドピーク」まで行けたけど
なかなか「西穂高岳」は踏めてませんでした。
気持ちのいい針葉樹の樹林帯歩きを1時間
1年を通して営業してくれてる「西穂山荘」に到着です。
山荘の前にはいつものマスコット雪だるま君。
テンバも10張以上ある盛況さです。
夕食の時間
山荘支配人の「粟澤さん」は気象予報士の資格も持ってられ
食事の前に翌日の気象状況を説明してくれます。
2500mの山の上とは思われない生野菜も付いたハンバーグ定食です。
トン汁とご飯はお替り自由です。
この日はかなりの宿泊者がいたようですが布団1枚を一人で確保できました。
夏のピークでは布団1枚に大人二人なんて当たり前だからラッキーです。
翌朝は4時に布団を抜け出し小一時間かけて雪山アタックの装備を身に着け
5時ジャスト山荘を出発です。
おお!一面の星空!風は無し!これって年に数回あるかって位の
絶好なコンディションでは?
5:58丸山
前に見えるのが「西穂独標」
前に見えるのが「西穂独標」
その中腹に見えるホタルのような白い灯は先行する
ソロ女性クライマー
実はこの方とは前日の夕食時に席が隣合わせとなり
お声をかけていただき意気投合し、この日も出発前に
お互いを健闘しあった仲でした。
若干スタートが遅れた私が後から追いかける展開です。
この日の日の出時間が6:58かな?だいぶ空が赤く染まってきてます。
独標へは6:35に到着して日の出をまつこと20分
きれいな朝焼けです!
きれいな朝焼けです!
振り返ると歩いてきた稜線と眼下には上高地の梓川が見えます。
目の前には西穂高岳の峻峰が対峙してます。
左のピークが一番高く見えますが一番高いのが右はしの「西穂高岳」
2番目が真ん中の「ピラミッドピーク」
2年前には「ピラミッドピーク」まで行けてましたがこの時は
すさまじい暴風が吹き荒れてて、さらにゴーグルを失念した裸眼の私は
そこで撤退するしかありませんでした。
しかしこの日はいまだに無風状態です。
この日には撤退する理由はまったくありません。
テカこの絶好なコンディションを逃がしたら
次ってあるのか?って年齢でもあるしww
このあたりから先行者の女性に追いつきお互いを撮影しあいます。
8:30
スタートから3時間30分!念願の西穂高岳頂上に到達できました!
2014年の積雪期チャレンジから5年かかりました!
頂上に来てもほとんど無風状態です。
このコンディションが功を奏したのでしょう。
それとこの写真撮影してくださっているソロ女性の
存在がお線香の様に折れやすい私の心を
ふるい立たせたのが最大の要因でしょうね。
9:50
山荘に無事帰還
正面には「焼岳」その奥には「乗鞍岳」空はどこまでも青く透き通っていました。
2018【備忘録】「鹿島槍~五竜岳」二泊三日テンハクソロ縦走 [山登り]
去年のお盆休みに帰省先の富士から信濃大町まで
車で行き駅前の市営駐車場に止めてから路線バスで扇沢駅へむかいました。
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駅から10分ほど歩くと登山口となる「柏原新道」が見えてきます。
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眼下には日本三大雪渓の一つ「針ノ木雪渓」と出発点の「扇沢駅」が見えます。
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ごつごつの岩がきれいに整備されている山道も森林限界に近づいてきてます。
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空が開けメルヘンチックな建物が見えてきました。
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稜線に建つ「種池山荘」
ここからは稜線歩きとなります。
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振り返ると種池山荘がおもちゃの家ですww
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目をこらすとはるか先に今日の目的地が見えてきます。
しかし尾根の右側からは雲が沸き上がってます。
⁻
一日目のキャンプ地である「冷池山荘テント場」に到着。
歩いてきた稜線が目の前にあります。
歩いてきた稜線が目の前にあります。
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この日の夕飯は野菜ラーメンww
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夕方からはかなり強い雨が降りましたが夜中にテントから顔を出すと
満天の星空が広がってました。
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二日目の朝もいい天気(*´ω`)この日の予定は
鹿島槍ヶ岳を超えキレット小屋経由して五竜岳を踏んで
五竜山荘でキャンプです。
⁻
眺望は五竜の手前までで頂上では視界はゼロとなり
急いでテン場でもある五竜山荘を目指します。
この日の夕食はパスタでやんすww
実はこのころは大型台風が朝鮮半島を北上する予報でしたが
何と!まさかの右90度の進路変更でまさに日本列島直撃となりました。
何と!まさかの右90度の進路変更でまさに日本列島直撃となりました。
翌朝にテントを点検すると全ての貼り綱がすっ飛んでいましたww
本来なら五竜から唐松に向ってもう一泊する予定でしたが
暴風雨を懸念して下山を決行しました。
暴風雨を懸念して下山を決行しました。
黒部の秘境と秘湯の2泊3日テント泊 [山登り]
台風に荒れた今年の9月は結局、月一山行は断念となりました。
(ブログには投稿しませんでしたが8月は後立山連峰を二泊三日ソロテン縦走でした)
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そしてかねてから10月第一週の三連休を秋の山行イベントと
位置付けてましたがこの週も大型台風接近で
天気予報とにらめっこでして
既に往きの夜行バスと帰りの新幹線を予約しており
一時はキャンセルか?とまで考えるほどでしたが
出発前日にお天気が好転し迷わず決行となりました。
しかし!私の足をはばんだのは台風ではなく
最寄り駅から東京駅に向かうJRの沿線火災で
遅れに遅れて10時30分竹橋発のバスを諦めようとまでしたほどで
遅れに遅れて10時30分竹橋発のバスを諦めようとまでしたほどで
何と!この日久々に同行するharleyさんがバスを待たせてくれ
遅れる事10時45分にバスに乗る事ができたんです。
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ホントharleyさんありがとう(^^)/
harleyさんとは去年の立山三山と剱岳テンハク縦走以来の山旅です。
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向かうのは「黒部の秘境 下の廊下と水平歩道」
どんなわくわくが待ち受けるのでしょうかww
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(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)
⁻
夜行バスが我々の出発地である「扇沢駅」に着いたのはまだ夜も明けない午前4時
真っ暗な駅ですが駅周辺にはすでに50名ほどの始発待ちがいるようでしたが
午前6時を超えた頃には100名以上の行列ができてました。
⁻
今年一杯で運行が終了するトロリーバスの始発に乗り込み
終点の黒部ダムに到着です。
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⁻
今回が2回目となる下の廊下ですが前回はバスを降りてすぐに秘境目指し歩いた為
まったく見れてなかった黒部ダムをゆっくり見て回ります。
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陽が射してるのは立山ですね。
こちらもいい感じに色づいてます!
昭和の大事業の「黒部ダム」建設で亡くなられた方々の慰霊所
⁻
そして何と言っても大迫力なのだこの「観光放流」
日本最大の重力式ダムでもあるこの壁のバルブから怒涛のごとく
大量の水が放水されてます。
一通りダムのビューポイントを巡り終えたので「下の廊下」へのスタートです。
一気に黒部川まで降り振り返るとこんな感じで下から放流が見れます。
⁻
ルートは両側がするどく切り立ったV字峡谷の中腹に
まるでナイフで削ったかの様な細いルートを延々と歩きます。
所どころには滝のように上からも水が落ちてきます。
ちょっと紅葉には早すぎた感がありますが
とにかく台風の影響が無くなった事だけで満足です。
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このルートは8月~9月まで雪渓が残っている為
それが無くなってからルートの補修をし
安全確認が終わった10月前後から一般道として開放されます。
しかし11月には再び雪におおわれる為に年間歩けるのは二月程度なんです。
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岩稜帯では岩をカタカナの「コの字」型に削ったルートとなります。
ヘルメットは必須ですね。
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⁻
「十字狭」
写真の右から左に流れる黒部川に
写真手前から合流するのが剱岳の剱沢の水流です。
⁻
歩き始めて4時間半
大自然の中を歩いてきたと思ったらいきなり山の中腹に巨大なコンクリートの固まりが現れます。
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この人工物は何?
実はこれは黒部ダムの発電所なんです。
実はこれは黒部ダムの発電所なんです。
黒部ダムからここまでの山の中には水力発電用のパイプが走っていて
この部分でタービンを回しそしてここから電気の高圧線を下界に送ってるんです。
長~い吊り橋
ここまでのルートも一歩足を踏み間違えれば命にかかわるような危険個所が
多々ありましたが私が一番ビビったのがこの吊り橋です。
吊り橋を渡ると現れる第三ダムである「仙人谷タム」
パイプの上に橋が見えます。
これって実は駅舎なんです。
-
トロッコ電車の軌道があります。
この路線は一般人は乗る事は出来ずダム関係者の通勤や業務の為なんです。
黒部渓谷鉄道は宇奈月から欅平までが一般人路線ですが
欅平から黒部ダムまでも路線が山の中を通ってるんです。
年に数回開催される「見学会」に当選すると乗れるそうですが
開催日はすべて平日ってのが痛いところですねww
⁻
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なかなか人間がたどり着けない様な大自然の中に
急にこんな巨大人工物が現れる所が秘境の所以ですね。
14時
この日の野営場所である「阿曽原温泉小屋」到着
台風影響で回避されたお客が多かったせいかテンバも空いてます。
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ここでの人気スポットはこの露天風呂
時間ごとに男と女が別けられ20時以降が混浴となります。
入浴料700円自己申告制
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-
前回来た時は2日目の目的地でもある欅平駅の始発狙いで
テンバを午前4時に出発しましたが
今回は2泊3日の予定ですので時間に余裕があるため
午前8時に出発しました。
この時間ではほとんどの方が出発した後でした。
-
-
やはり台風の余波なんでしょうか?夜中に嵐のような雨が降り
この日も朝から小雨模様です。
ー
一日目は「下の廊下」と呼ばれルートでしたが
2日目のルートは「水平歩道」と呼ばれる山歩きですが
ほぼ水平に近いルートが延々10km以上続きます。
-
出発が明るい時間だったから前回真っ暗で見れなかった「オリオの大滝」
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ルートの中でも一番の高感度のある「大太鼓」
ガードレール代わりの足元の丸太ですが
その下は100m以上はあると思われるダンガン絶壁です。
普通なら怖くてビビる場面ですが似た様なルートを二日も歩いてると
神経がマヒしてきてこんな場面も普通でいられるww
-
12時ジャスト!欅平駅に到着
周辺はトロッコ電車で降り立った観光客で賑わってまして
お食事処でちゃんとしたお昼を食べようと思ったが
あまりの行列に辟易して立ち食いソバですませ
この日の野営地である「祖母谷温泉(ばばだにおんせん)」に向かいます。
⁻
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ここも岩を削って作ったルートなんでしょうね。
「人喰い岩」の名前がついてますが
「あっ、そう」って感じの私達ww
⁻
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欅平から歩くこと1時間弱
長ーーいトンネルを抜けると・・・
⁻
-
川沿いに立つ温泉小屋「祖母谷温泉小屋」です。
小屋に行く前にちょっと寄り道(^_-)-☆
ー
なんと!渓流から湯気が立ち込めてます!
実はこれは渓流からじゃなくて
渓流の脇から温泉が湧き出てそれが川に流れ込んでるんですね。
いい塩梅の湯加減を探すのですが
あまりにも源泉が熱すぎて足を入れることができませんでした。
しかし見てるだけで黒部の生命を感じられた瞬間でした。
ー
ー
その源泉の恩恵を受けてる小屋の露天風呂
こちらはしっかりと温度調整されてます。
かなりアルカリ性が強く身に着けてたシルバーアクセサリーが茶色くなるほどです。
ー
ー
夕方から天気も回復しこの夜は降る様な星空でした。
-
-
この日は欅平の始発狙いで7時に小屋をたちました。
-
始発のトロッコ電車
ゆったりと山旅をしめくくりました。
楽しさ倍増でした。
私がお勧めしたコースでしたがすごくharleyさんも楽しまれた様で一安心。
私の中でも思い出深い山旅の一つとなりました。
2日目の祖母谷温泉小屋では新潟から参戦されてた方とも
お友達になれ3人まさに裸のお付き合いが楽しめました。
年に一度はこんな感じん秘境歩きもいいですね。
みなさんありがとうございました。
大キレット~北穂高~涸沢岳のアスレチックルート [山登り]
2018年の後半はレースの予定がないので
月一で山行計画を考えていて
6月の燧ヶ岳に続き7月はかねてから挑戦したいと思っていた
大キレットにアタックする事にしました。
⁻
キレットとは外国語っぽく聞こえますが日本語なんです。
信州長野の言葉で「切れ戸」という山の稜線がスッバリと切れ落ちた
崖の事をさします。
北アルプスには「八峰キレット」「不帰キレット」そしてこの
「大キレット」がありましてこの3つを総称して
「三大キレット」と呼びます。
⁻
その中でも一番デンジャラスなコースとして有名なのが
南岳と北穂高岳を結ぶ「大キレット」!
一般道では一番の難コースとも言われる大キレット。
どれほどスリリングなコースが待ち受けるのか?
一泊二日のソロ山旅でした。
一泊二日のソロ山旅でした。
⁻
⁻
世の中は三連休ですが、15、16日の日曜と月曜二連休の私は土曜日仕事が終わると
岐阜県側の北アルプスの玄関口である、新穂高温泉を目指します。
スタートとなるのは「新穂高センター」なので周辺の駐車場に停めたいのですが
5年ほど前と比べると駐車スペースが減りこの日も結局
1時間余計に歩く事になる鍋平高原の駐車場がスタートとなってしまいました。
⁻
2時間ほど仮眠した後の午前2時30分
真っ暗な山道をヘッデンの灯りを頼りにスタートです。
⁻
上高地に比べると歩いている人の数は少なく
この日も同じ時間帯を歩く人は10人といませんでした。
⁻
そんな寂しく真っ暗な林道を黙々と歩きます。
⁻
2時間もすると空が明るくなりいつの間にか日の出時間を経過し
はるか遠くの笠ヶ岳山頂が光っていることに気が付きます。
去年、双六から縦走した時の笠ヶ岳はガスガスの山頂でしたが
この時間の山頂からの景色はすごいでしょうね。
⁻
歩き出して3時間30分の午前7時ジャスト
「槍平小屋」に到着
この小屋を見るのはこれで4回目かな?
いつも見慣れていたクマのキャラクターの看板が無くなってますww
最近はクマの被害が多いから外しちゃったのかな?
とりあえずここでザックを降ろして小休憩です。
この槍平小屋からはルートが分かれていて
道なりに行けば槍ヶ岳へ繋がるルートと
右に折れれば私が目指す「南岳」への南岳新道となります。
今回初めて歩くルートですから気を引き締めてレッツラGO!
⁻
ぐがぁ!
⁻
いきなりルートミスですww
南岳新道のルート注意書きの看板があったのですが
その裏手に沢登りのルートが見え
ステップ跡もあるのでてっきりそこがルート始まりと思い
泥で滑りやすい藪の急登を這い上がる事約30m
辿り着いたのは這い上がる事もできない壁・・・
⁻
どうやら私がたどったのは私同様にルートミスした人のステップだったようです。
下まで戻って沢の水で泥んこだらけとなったシューズを洗っている時に
正規ルートの整った林道が延びてるのに気づきました。
林道から南沢に出るとギラギラ太陽が青空に映えます。
下界は連日35℃の猛暑日が続いてます。
すでに標高が2000m越えですから下界より10度以上涼しいはずですが直射日光の元では
肌がジリジリ焼ける感じです。
林道は荒れてるから注意!の看板がありましたが
前月歩いた燧ヶ岳の見晴新道に比べたら快適すぎますね(笑)
視界が開け下を見ると先ほど休憩していた槍平小屋の赤い屋根が見えます。
森林限界を超えてくるとそこは天空のお花畑ですね~
⁻
⁻
槍ヶ岳へつづくルートにも設置されてる救急キット箱
⁻
⁻
午前10:30
ようやく南岳の稜線が見えてきました。
ここから一気に200mほどの標高の急登となります。
行動時間は8時間経過ですので少々バテバテ感があるので
雪渓でかき氷食べて気合を入れますww
⁻
⁻
急登をもがくように進む事1時間・・・
ようやく稜線に建つ南岳直下の「南岳小屋」に到着ww
⁻
⁻
ここで30分休憩です。
売店で1リットル200円の水を2リットル購入
⁻
この日はスタート地点の延長からの1時間増しや
南岳新道のルートミスでかなり時間が遅れ気味です。
しかしここからのルートはこの山旅の一大イベントの
「大キレット」歩きですから身を引き締めると同時に
キャップをヘルメットに交換し稜岩へアタックです。
目の前には穂高岳のゴツゴツとした岩山が鎮座し
その姿はまさにラスボス感があります。
そしてそこへ続く稜線の一般道が大キレットです。
⁻
⁻
スタートはいきなり20mほど一気に下降する鉄ハシゴ
⁻
愛知からきてる10人くらいのグループが前にいて
少々渋滞気味ですね。
⁻
振り返るとこんな感じww
⁻
湧き立つ雲がいい感じです。
雪渓を歩く事はないのですがゴツゴツした山肌と
ハイマツの緑にベストマッチしてますね。
そして岩場のスロープを下り高度を300mほど下げると
そこは最低コルとなります。
南岳稜線スタートして45分
コルからその稜線を振り返ります。
⁻
ホント下りは楽でいいですよね~
⁻
⁻
そしてこれからは登り返しの始まりです。
⁻
急登の岩場を黙々と進みます。
愛知のグループは序盤にパスさせてもらい
今度は外人女性の後に着く感じです。
この方もソロ?一人黙々です。
あっという間に距離を詰めてしまったのですが
時々ルートを間違えるので
「Hey! turn right!]
とフォローすることにww
かたくなにルートを進む女性の後をフォローしながら
気が付けば「長谷川ピーク」
このコースでの有名ポイントで大きな一枚岩に
「Hピーク」とペイントされてます。
⁻
チョットした休憩ポイントでもあるのですが
そこで外国語で大騒ぎしてたのがこの女性の彼氏でしたww
⁻
⁻
⁻
二人の後に着くと自分のペースで歩けなさそうなので
ひと休みしてる二人の先を進みます。
とにかくこの日の序盤の遅れ回復とデンジャラスなルートの為
なかなかカメラを取り出す余裕がなくて
極端に写真の数が少なくて反省(ノ∀‘)ペチョン
「長谷川ピーク」を過ぎるとこのコースの核心部が続きます・
いきなり滑り台の様なナイフリッジを進みます。
左上のツンとしたところが「Hピーク」
そこから丸マークを頼りに5階建てビルを下る感じです。
⁻
要所、要所にはクサリ、手すりがある為
思わず「助かるぅぅ」の声が出ますねww
⁻
こういうルートではよそ見は厳禁って考えてますが
ついついお花畑に目がいってしまいます。
案の定、この後ルートマークを見落としてますたwww
⁻
さあ!最後の北穂への取り着きです。
右側のツンとした南岳の稜線からスタートして左のツンとした「Hピーク」
そこから滑り台をズズズ、ザザザと来ての・・・
⁻
⁻
岩場にスッテプだけのルート。
クサリはあくまでも補助ですね。
⁻
でもこの日は天候に恵まれました。
ガスに包まれる事も無く
強風にあおられる事もなく
でも紫外線は強く肌の露出部分はより黒々してしまいましたが
南岳稜線スタートから約3時間の15時11分
⁻
無事「北穂高岳小屋」に到着でーーす(^_-)-☆
⁻
⁻
当初の予定はこのキタホをクリアーして所要時間2時間費やして
隣の「穂高岳山荘」で宿泊を計画してましたが
スタートの変更やルートミス、後半の渋滞で時間ロスが多かった為
ここ「北穂高小屋」で宿泊に変更しました。
⁻
⁻
宿泊手続きをしてからの・・・
自分への「お疲れさん会」
カンパーーーーイ(*´ω`) どひゃアアア――
⁻
キタホのテラスの目の前は「北アルプス表銀座」の山々の大パノラマです。
⁻
眼下をのぞくとそこは涸沢カールが広がります。
人気の涸沢のテンバは5割程度の埋りって感じですね。
⁻
しかし山小屋は盛況でして
私の予想では布団一枚は確保できると思ってましたが
下界の猛暑から逃げて来た人は多く
なんと!布団4枚のスペースに男7人の振分となりましたwww
⁻
17時からの夕食も食堂を4回転させてで
私の番は18時からでしたが
3000m上空の山小屋でこのメニューです!
生姜焼きのプレートにはパスタと人参の付け合わせ
そしてしっかりサラダが付いて御飯、味噌汁お代り自由です。
⁻
日没時間に近づく19時過ぎ・・・
テラスにはいつまでも人があふれ
夕日に染まる雲海にあちこちからため息がもれてました。
この時間になるとガスが多く流れ込んできてましたが
一瞬の切れ目からは「槍ヶ岳」が夕暮れに映えてました。
夜のとばりが小屋にも下りてきましたが
談笑がいつまでも続く中ふと外に出て空を仰ぐと・・・
いやいや!いい感じに星がまたたいてます
右下の灯りは安曇野の市街地からの光のようです。
⁻
⁻
右の建物は北穂高小屋の部屋のあかりです。
空には天の川もうっすら写ってます。
⁻
⁻
右側のピークは「常念岳」
その左の谷間にある白い灯りは「常念小屋」ですね。
⁻
⁻
この日もザッグに密かに持ち込んだのはペットのフルボトルワインww
テラスで21時の消灯時間まで星空を肴に
ラグジュアリータイムを満喫させてもらいました。
⁻
⁻
酔った勢いで寝ちゃえば4枚布団に7人も怖くないって
考えてましたが山ではそれほど酔えず
余計に神経が冴えてしまいいつまでもウトウト状態で
そのまま朝を迎えたしまいました。
⁻
⁻
キタホのテラスからは遠くに富士山が!
手前は「八ヶ岳」だよね?
⁻
目の前には昨日はガスが流れ込んでスッキリしなかった
北アルプスの人気もの「槍ヶ岳」がド――ン!!
⁻
⁻
この日の予定は北穂高岳を踏んで涸沢岳を超えて下りこみ
「穂高岳山荘」を経由して白出沢ルートで下山します。
その「北穂高岳」3106mに5時15分
小屋から5分と離れてません。
ここからも北アルプスの大パノラマ360度です。
⁻
頂上から涸沢岳の方角です。
左のガレ場のテントはなんとここが「北穂高小屋」のテンバなんですってww
小屋から往復1時間だよねww
キタホから涸沢岳へ続くルートも昨日の大キレットに劣らない
ゴツゴツルートの連続です。
⁻
3つほどピークを超え
最後の岩稜に取り付きます。
⁻
何人かパスしながら歩いてきましたが
ここでもかたくなに歩く外人女性ww
⁻
昨日の外国人女性でしたww
結局、頂上までフォローする形となりましたが
⁻
午前6時50分
「涸沢岳」3110m登頂(^_-)-☆
この涸沢岳は国内標高第8位でしてキタホは実は標高9位なんですね。
という事で今回の涸沢岳登頂で国内標高1位から9位を踏んだ事になりましたwwww
ちなみに10位は「槍ヶ岳」と「南岳」の間にある
「大喰岳(おおばみだけ3101m)」です。
今回足を伸ばせば8位9位10位と同時にクリアも出来たのでしょうが
またの機会かな?
⁻
⁻
ここまで来ると富山側の「北アルプス裏銀座」山々がお出迎えです。
眼下にはすでに5回ほど訪問している
「穂高岳山荘」の赤いお屋根が目立ちますね・
そして空の彼方にはここでも富士山が見えてます。
⁻
⁻
⁻
午前7時ジャスト
穂高岳山荘 30分の休憩
午前11時10分
新穂高センター
ロープウェーで鍋平高原駅下車して
午前11時55分 鍋平高原登山者用駐車場
⁻
⁻
三大キレットの「大キレット」!十分楽しめました。
普通の山歩きとは違ってカラダ全体で岩に取り付く
岩稜歩きは目と鼻の先が岩ってケースも多く
まさに五感を駆使しての山登りだと思います。
それだけに山を感じ山と楽しむってイメージですね。
「山のグレーディング表」では最高位のルートですが
それほど意識せず歩けました。
ただそれは天候に恵まれたりすれ違う方々からの挨拶や
声掛けが注意喚起であったりしてモチベーションを
維持できたからだとも思ってます。
⁻
今回も多くの方々と言葉を交わしたり
小屋でも夜遅くまで山談義に花が咲いてました。
みなさんありがとうございました。
またどこかの山でお逢いしましょうね。
⁻
⁻
東北最高峰「燧ケ岳」と尾瀬ヶ原 [山登り]
長らく休眠してしまってましてすみません。
約半年ぶりの投稿となります。
何も活動してなかったわけではなく1月から5月までには
フルマラソン2本とウルトラマラソン2本参加し
登山も積雪期の「谷川岳」登頂などこなしてきましたが
落ち着いて記事が書けず今に至ってしまいました(ノ∀‘)ペチョン
年内のレースはほぼ予定は消化したので6月以降は山メインとなります。
その第一弾は福島の名峰「燧ケ岳」です。
日本百名山にも選定されており日本の北に位置する山では最高峰です。
ふもとには国立公園「尾瀬」の大湿原が広がる絶好なロケーション
のため山登りして下山してテント張って尾瀬の自然を満喫する計画です。
のため山登りして下山してテント張って尾瀬の自然を満喫する計画です。
-
スタートとなる大清水には24時間入出庫できる駐車場があります。
地元横浜を6月1日金曜の晩23時に出発し到着が午前3時前でした。
第一駐車場にわずか一台の空きをみつけ1時間ほど仮眠して
6月2日午前4時10分スタートです。
関東からの尾瀬の入り口といえば「鳩待峠」がポピュラーですが
鳩待峠の手前には午前5時開門の津奈木ゲートがあるため
もっとも早くに尾瀬に入るには規制のない大清水がうってつけです。
歩き始めは気持ちのいい新緑のゲートの林道です。
スタートが早かったのかこの時間歩いてるのは10人程度です。
1時間ほど歩くと林道が終わり沢沿いのルートとなります。
緑が目に優しく耳には沢のせせらぎ体にはマイナスイオンって感じですww
沢からルートが離れいつしか木道が現れます。
そして歩き始めてから約2時間の午前6時5分
標高1762m「三平峠」に到着。
休憩用のベンチがあるだけの林の中なの眺望ゼロww
峠ですからここからは下りとなります。
前方を見るとガスってます。
歩く木道も湿気でかなり滑りがちで何度か着地したかかとが
ズズズっと行くことがありここは注意して進みます。
ズズズっと行くことがありここは注意して進みます。
-
山に囲まれているため日の出時間を過ぎてもなかなか
届いてなかった太陽光がようやく木々の間から見ることができます。
-
⁻
午前6時20分 木道を下りきって表れたのは「尾瀬沼ビジターセンター」
そうここは尾瀬沼のほとりに建つ宿泊施設でして
目の前には尾瀬の人気スポットの一つ「尾瀬沼」が広がります。
先ほどから見えていたガスはこの尾瀬沼から湧いていたんですね。
幻想的な水面に本日の目的地である東北一の山
「燧ケ岳」が逆さ燧ケ岳となって映ってますよ~( *´艸`)
⁻
今年は桜にしても藤にしても例年より開花が早いって言われてて
尾瀬ヶ原の水芭蕉も本来ならこの6月上旬が見ごろのところ
すでにピークを過ぎてるとの情報を聞いてましたが
ここ尾瀬沼は今が見ごろって感でした。
数分で尾瀬沼を覆っていたガスが切れて
水面がより一層「燧ケ岳」を映す鏡となります。
もう少し早くに尾瀬沼に到着していたらもっとガスガスとした
神秘的な風景が見れたかもしれませんね。
神秘的な風景が見れたかもしれませんね。
⁻
実はこの燧ケ岳は火山なんです。
その火口周辺に合計5つのピークがあります。
⁻
ミノブチ岳、御池岳そして
この尾瀬沼側から見える三つのピーク
左から赤ナグレ岳、柴安嵓(しばやすぐら)、俎嵓(まないたぐら)。
柴安嵓が最高峰(2356m)ですが、三角点は俎嵓(2346m)にあります。
⁻
ルートが無いピークもありこの日は最初に八合目にあたる
ミノブチ岳からまないたぐらを踏み最高峰の柴安嵓を目指します。
ミノブチ岳からまないたぐらを踏み最高峰の柴安嵓を目指します。
尾瀬沼の周辺も木道がきれいに整備されてます。
この尾瀬沼から離れていくと燧ケ岳への登山道である
「長英新道」が始まります。
「長英新道」が始まります。
⁻
かなり林道を登って来た感じがありましたが
現れた看板は「一合目」の文字が・・・
もう少し登って「五合目」の表示から始まってほしかったww
ここまで来たのにまだ「一合目」なのねwww
ここまで来たのにまだ「一合目」なのねwww
⁻
15分ほどで「2合目」時間は8:13
この頃になるとルート上にも残雪が現れます。
かなり空が開けて来ました。
そして展望が広がりさきほどいた「尾瀬沼」が見えます。
空には雲一つなくこれからの展望に期待ワクワクです。
⁻
「5合目」8:50
高度計は2000mを超えてきました。
この頃にはかなりの発汗でシャツのボタンもおへそ辺りまではだけてしまってますww
西城秀樹さんのステージ衣装って感じ?
そうそうヒデキさん亡くなられちゃいましたよね・・・
私的には有名人の訃報の中でかなりショック度が高かったです(´・ω・`)
私的には有名人の訃報の中でかなりショック度が高かったです(´・ω・`)
⁻
日本アルプス周辺の森林限界は2500~2800と言われてますが
さすが東北だけあって2000を超えた辺りから
森林限界っぽい風景になってきてますね。
⁻
そしてここを登り切ると・・・
一気に展望が開けた場所アカブチ岳です。
目の前には左に御池岳、右に俎嵓が見えます。
山肌の雪渓と青空のコントラストが最高です!
そして眼下にはより一層綺麗に尾瀬沼が見えてます。
⁻
御池岳にはルートが無くて斜面の雪渓をトラバースしていきます。
この位の雪ならば滑り止めを装着するほどでもなく
キックステップでザクザク進みます。
キックステップでザクザク進みます。
⁻
-
そして午前9:46
まないたぐらに到着です(^^)/
まないたぐらに到着です(^^)/
私のGPS時計は標高2343mとなってますが
国土地理院の記録は2346mです。
国土地理院の記録は2346mです。
-
そして目の前には本日のラスボス柴安嵓へと続く雪渓がきれいですね。
あそこに登って雄大な景色を見たいがためにさっさとこの場を出発し
ガシガシと雪渓を登ること30分…
-
午前10:19
この日の最高峰 柴安嵓(2356m)到着でーーす!!
-
360度のパノラマビューは期待以上の絶景です。
100km先の山々まで見れるほどです。
改めてこの日に来れたことへ感謝します。
-
そして眼下には期待通りの尾瀬ヶ原が隅々まで見て取れます。
最近視力が落ちて見えませんが目を凝らせば
尾瀬ヶ原の木道を多くの人が歩く姿が見えたでしょう。
尾瀬ヶ原の木道を多くの人が歩く姿が見えたでしょう。
この絶景を眺めながらこの日初めてザックを下して
セブンで購入してきたおにぎり二つを食べますww
-
20分ほど休憩して下山のスタートです。
ルートはこの日キャンプする「見晴(みはらし)」に通じる
「見晴新道」です。
この見晴新道は後で知ったのですが5年前に土砂が流出して
2016年まで通行禁止だったそうなんです。
復旧して2年とのことですがその当時の影響が残っているのか
かなりの悪路に悩まされながら下山しました。
-
途中、三組ほどとすれ違いましたがこれから登るのかと思うと
気の毒になるくらいでした。
かなりのスピードで下りましたが先を下る人は見えず
悪路ゆえに利用する人も少ないのかな?
テカ、かなり下ですれ違った人がいたけど時間的に
大丈夫なのかと心配してしまいます。
-
ヤブコギをも強いられながらなんとか林道に下りました。
約2時間の苦しい下山でしたがこの新緑のまぶしい
緑に癒されると疲れも吹き飛びますね~
-
見晴には5,6軒の宿泊施設の小屋があり
デッキチェアーで軽食も楽しめます。
デッキチェアーで軽食も楽しめます。
こちらは地元の桧枝岐村(ひのえまたむら)の名前を冠にした
「桧枝岐小屋」さん。
-
ここで待望の自分への「お疲れさんターーイムww」
生ビールww800円とウインナーの盛り合わせ750円
-
頂上であまりの発汗で持参した水分を使い果たし下山だから余裕
をこいてましたがあまりの悪路で水分が枯渇し残雪を食べながらの
下山でしたからもうこの時を夢見ていましたww
「かんぱーーいい(ノ∀‘)」
-
1時間ほど散策してましたがこの時間帯さほど
目を見張るものがないため
16時前から晩御飯の準備に取り掛かります。
-
メニューは持参した平打ちパスタでカルボナーラです!
付け合わせに缶詰のランチョンミートを焼きます。
-
-
この日はペットの赤ワインもザックに忍ばせていたんですよね~ww
ザックが重たい原因だよね
もうこの頃は一人酒盛り状態ですねww
もうこの頃は一人酒盛り状態ですねww
-
そしてまだ外も明るい18時頃には寝袋に潜り込んでしまいました。
⁻
⁻
⁻
夜は更け・・・
午前零時に目を覚まし
期待の星空を見に見晴の広場に出て空を見上げると・・・
⁻
⁻
おおお!
満天の星空ではありませんか!
右側が白く明るいのは月の明りなんです。
二日前が満月でこの晩はまだ月齢が大潮で
ほぼ満月と変わらない明るすぎる夜空は
普段なら見える星が見え辛くなってる感がありましたが
それでもキレイですね!
⁻
⁻
見晴の小屋からはまだ灯りが漏れてる部屋も見えます。
大部屋でなくて個室なのかな?
⁻
南側には群馬の「至仏山」
そして北側に福島県の「燧ケ岳」
どちらも絵になりますよね~ww
この写真は四季折々の時に変えるFBのカバー写真に決定しましたww
この写真は四季折々の時に変えるFBのカバー写真に決定しましたww
⁻
カエルの鳴き声に囲まれての星空を満喫できました。
‐
⁻
そして翌朝・・・
⁻
⁻
3時半に目覚ましに起こされ
4時過ぎに尾瀬ヶ原に出てみると・・・
周囲は幻想的な朝靄(あさもや)が湧いてます。
高原の大湿原とそこを取り巻く山々で盆地状態となっているが為の
幻想的な、それはまさに水墨画の世界となってます。
⁻
湿原には水芭蕉の群落が
木々の一本一本
そしてお月さままでが絶好のオブジェになりますね
⁻
日の出時間の午前4時35分を過ぎると
燧ケ岳の反対側が明るくなり始めました。
⁻
周りの山々の斜面に朝日が射し始めますと
ガスも消え始め・・・
その頃いた多くのギャラリーは宿泊施設に戻り始めます。
「起きるのがおそかったな~www」
なんて笑いながら談笑するご夫婦・・・
でも本当のクライマックスはここからだったのです
⁻
燧ケ岳の肩から朝日が顏を出すと・・・
湿原から水蒸気が湧き始め
その蒸気は朝日に照らされ
なんと白い虹となってます!
木道に立つおじさんが絶好のアクセントとなってます。
⁻
そして湧き出た細かい水蒸気が目の前を流れ
辺りを覆い尽くしていくと
朝日に照らされた水蒸気は黄金となり
360度光のカーテンに包まれた状態となり
⁻
大湿原は輝き出し
木道は光の道となっていきました。
時間にして数分の事でしたがかつて経験したことがない
時間を味わえました。
そして辺りは昼間の普段の尾瀬ヶ原に戻っていきました。
⁻
⁻
(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)
⁻
⁻
若い頃は桜の花見ても大した感動を覚えず
紅葉の良さを言われても
「枯れ葉を見たって…」
なんてリアクションしかしませんでしたが
年を取ったからなのか
花や紅葉に一喜一憂しこの日の様な幻想的な世界に
感動するようにもなりました。
それを日本人ならではの感覚とも言われますが
それを聞くと人って年を取って初めて本当の
日本人になるのかな?なんてぼんやり考えてしまいました。
午前6時40分
キャンプ場に戻り広場のベンチで「至仏山」見ながらの
朝食タイムww
なんと朝からカレーメシ
⁻
その後ゆっくりとテント撤収して
8時半キャンプ場を後にしました。
⁻
燧ケ岳は環境省がもう少し管理しないといけないって感じました。
麓には「桧枝岐村」の小屋とか散在してますが
尾瀬へ来るお客で十分収益が見込めるから
あえて人を要する山の管理に力を入れてないのでは?
って感じがしてしまいました。
⁻
燧ケ岳の噴火で出来た尾瀬の大湿原です。
山あっての国立公園です。
なんと言っても東北一の山!
木道を何度も振り返りながら燧ケ岳に別れを告げました。
10時48分
鳩待峠に到着
11時発の戸倉行きのシャトルバスに乗れました。
戸倉から12時過ぎの路線バスで大清水に戻り
13時過ぎに駐車場から帰路に着きました。
⁻
尾瀬の見どころは満載ですが
日帰り行程だと封鎖ゲートの関係で朝一番の尾瀬の姿って
早くて6時ごろになってしまい
その頃は昼間の尾瀬の風景なんでしょうね。
ですから最低でも一泊しないと尾瀬の素晴らしさは
堪能できないと思います。
素晴らし星空、神秘的で感動的な朝の大スペクタルは
一生忘れられないでしょうね。
苦行の巡礼「立山」と岩の殿堂「剱岳」 [山登り]
10月7日土曜日から三連休が確定していた為
今月もお山に出かける事ができました。
本来なら去年歩いた黒部の秘境「下の廊下・水平歩道」を
行きたい!と言ってたharleyさんと今年は歩く予定でしたが
「下の廊下」の整備が例年以上に遅れていて今年は
ダメっぽい感じでしたので(10月14日時点では黒部~欅平まで通行可能のようです)
秘境というより近年まで「登るべからずの岩峰」と呼ばれていた
岩と雪の殿堂「剱岳」にharleyさんとアタックしてきました。
⁻
⁻
ちなみにharleyさんとはソネブロ休眠中の伝説のブロガーさんです。
⁻
‐
予定では室堂まで夜行バスでアクセスしまずは「立山」に登り
そこからさらに北上して「剱岳」直下でキャンプして翌日アタックです。
「下の廊下」は残念だったharleyさんですが去年買った
登山用ヘルメットが今回も使用できるとウキウキです。
私にとっては久々の同伴山旅って事でなおかつ
前の週もharleyさんとは徹夜リレーマラソンでご一緒でしたから
2週続けての二人で朝を迎えます(*´ω`)ムフフフ
そんな二人の山旅のスタートですww
⁻
夜行バスは快適で熟睡はできないもののイスがリクライニング出来て
睡眠不足にはならずに午前8時
予定通り「室堂バスターミナル」に到着です。
この時間にいるのはほとんどが山登りの方です。
⁻
そして気になるお天気ですが
週間天気予報を数日前からみてますが初日は午前中は雨って事は想定内
翌日の日曜日、月曜日が晴れマークですから
雨に泣かされた今年の山行の中ではいい感じです。
とりあえず上下レインウェアーで午前9時登山スタートです。
⁻
実は「立山」と言う名前の山はなく正式には「立山三山」である
「雄山(おやま)」「大汝山(おおなんじやま)」「富士の折立(ふじのおりたて)」
の三つの山を総称して「立山」と呼びます。
ちなみに「日本百名山」であり「富士山」「白山」と合わせて「日本三霊山」です。
⁻
9:20
室堂から反時計まわりで登ると現れる「一ノ越山荘」は「雄山」の頂上直下です。
あまりの雨の強さで中で少々休憩をとります。
⁻
徐々に弱まると思っていた雨はそんな気配がなく
まさに「聞いてないよ~」状態です。
⁻
とりあえず気を引き締めてガレ場の急登を登ります。
辺りはガスガスで本来なら「黒部湖」まで見える眺望は全く期待できません。
⁻
10:10
「雄山」頂上到着・・・景色まったく無し・・・
唯一あるのが「雄山神社」と売店ですが売店はすでにシーズンoffなのか
固くしまっていて従来なら神主さんお祓いをしてくれるのですが
だれもいない神社でとりあえずこれからの山旅の安全祈願をしておきます。
⁻
お隣の「大汝山」は標高3015mであり「立山三山」の中で一番の標高です。
⁻
11:15
「富士ノ折立」標高2999mここまで来ても全くガスってます。
⁻
⁻
12:45
立山三山からは稜線で繋がってる「別山」に到着。
緩やかな稜線ですが雨の中もくもくと歩くharleyさん
⁻
景色もなくこの後はカメラを取り出す事もせず・・・
13時に「剱御前山荘」に着いたww
って言うか本来は「剱沢野営場」に降りる予定でしたが
この雨とガスでルートを見落として山荘に出てしまったのでした。
⁻
しかしここで休憩とランチが出来て結果オーライでした。
なんせこの後キャンプ予定地の「剱沢野営場」に15時に到着するのですが
雨がいきなり強くなり雨の中でのテント張りとなったからです。
⁻
結局、雨は19時すぎまで降り続きウトウトしてふと目をさました時に
ようやく上がってくれました。
この日スタート以来のトイレを済ませしばし星空撮影です。
この調子なら翌日の山行は120%期待できますね(^_-)-☆
⁻
⁻
スタート予定は4時ですから目覚ましを3時にセットしてシュラフにもぐりこみます。
⁻
⁻
(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)
⁻
朝3時起床
満天の星空はそのままで月光でテンバも明るい!
エナジー系ジェリーを流し込み水分補給して準備オッケー
ぐがぁ!!halleyさん4時になっても起きてきません( ノД`)シクシク…
⁻
まさかの熟睡モードですww
そんなんで予定より少々遅れてスタートです。
⁻
テント場から剱岳方面には「剱沢小屋」そして直下には「剣山荘」があります。
5:10
その「剣山荘」まで来ると東の空が色付いてるのに気が付きます。
⁻
ここから先は水場もありません。
一応アタックバッグには1.5㍑入れてあります。
⁻
前日は終始ほぼ10kgになるザックを背負ってましたから
軽くていいのですがここから先は岩と鎖の連続となりますから気引き締めて進みます。
5:20
最初の登りをクリアして現れる「一服剱(いっぷくつるぎ)」
⁻
空が大分明るくなってきたからここで日の出を待つ事にしました。
ちょっと時間が空きすぎてしまった
5:49分ご来光です(^^)/
ここでの写真撮影で40分ほど消費してしまいました。
左のツンとしたのが「後立山連峰」の「鹿島槍ヶ岳」です。
うーん(*´ω`)この絵面も来年の年賀状候補ですなww
⁻
そして前日はガスでまったく見れず今朝はま闇の中だった
剱岳の山容があらわに!
しかしこの時前に立ちはだかるのは朝日に赤く染まる
モルゲンロートの「前剱(まえつるぎ)」です。
⁻
その「前剱」までは浮き石の多いガレ場の連続ですが
⁻
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6:20
「前剱」までくるとようやくラスボス的な「剱岳」が
目の前に現れましたよ~
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そして富山側に目をやると一面雲海に虹と太陽に映し出された岩場が映る
ブロッケン現象です。
ラスボスの前には「平蔵の頭」「平蔵のコル」が鎖まみれになって鎮座してます。
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その鎖場を慎重に進みます。
とにかく気を付けるのが落石です。
落として下の人に当たったら痛いってレベルではありませんからね
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後ろを振り返ると「平蔵のコル」で余裕のポーズのharleyさんww
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その先でちょっと渋滞が発生してます。
「剱岳」の名所「カニのたてばい」です。
ほぼ垂直の壁を鎖を頼りに登ります。
5階建てのビルって感じかな?
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この時期は夏山シーズンラストですからこんな状態でしたが
ピーク時ではここで2時間待ちの渋滞が発生した時もあったそうです。
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カニのたてばいをクリアーすればあとはガレ場を登り・・・
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7:45
ついに「剱岳」登ーーーーーーーーーーーーーー
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昨日の一日中ずっと雨に降られた苦行がようやく報われた感じです。
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雲一つなく360度大パノラマです。
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遠くには富士山!そして北岳、間ノ岳、鳳凰三山です。
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富山の街並みに日本海まで見えます。
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そして左端に「槍ヶ岳」そこからの稜線の先に「笠ヶ岳」
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そして眼下には昨日歩いた別山までの稜線と
谷間には自分達のテンバも見えます。
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頂上には祠がまつられその前では懸念撮影の順番待ちができます。
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撮影会の後は往きのような渋滞待ちに合わない様に
速攻で下山の開始です。
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剱岳は登りの下りが別々になるルートが多く狭いルート上での
すれ違いって少なくていいのですが2、3間違えて下山ルートを
登ってくる人もいますねww
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10時ジャストにベース基地である「剱沢野営場」に無事帰還できました。
ここでもう一度振り返って「剱岳」を仰ぎます。
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明治になるまで人を寄せ付けなかった山容はまさにラスボス的風格がありますね。
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時間的にまだ帰ってきてない方々がほとんどで
のどかな雰囲気の中で早目のランチをとりながら
撤収の準備を始めます。
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11:30
「剱沢野営場」出発
今年の山行はこれで5回目です。
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「百名山」ってあまり意識してませんが今年は今回も含め
7座の百名山を踏めました。
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まだまだ登りたい山はあり年齢を考えると「剱岳」の再訪は
多分ないかなぁって思うとすごく寂しい感じになり
何度も後ろを振り返りながらキャンプ場を後にしました。
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とにかく往復5時間ちょっとのアタックでしたが十分満喫でき
お腹一杯です。
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そして昨日はまったくその姿が見えなかった「立山三山」そして下界の
箱庭のような室堂高原が現れてきました。
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くぼみから煙が出てるのは「地獄谷」です。
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昨日岩の頂上で記念撮影した「富士ノ折立」の稜線が綺麗です!
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晴れていれば初日登っておきたかった「浄土山」が見えます
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その「浄土山」方面から流れ出る「浄土川」のせせらぎ
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やはりこうし見ると立山って白の山肌と緑のコントラストが綺麗ですね。
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「剱岳」はお腹一杯ですが「立山」は晴れた日にリベンジしたいな~って思っちゃいます
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halleyさんはもう一日満喫したい為この「ライチョウ沢キャンプ場」でもう一泊するため
ここでお別れとなりました。
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立山の白い稜線の向こう側から来て下って再度登り返して
harleyさんのキャンプ場を最後にもう一度見下ろします。
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あのキャンプ場の周辺には日帰り温泉もあるんです。
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「地獄谷」の向こうにはharleyさんが登る予定の「大日岳」です。
ここへの稜線も気持ちのいい歩きができるのです。
火口湖でもある「ミクリガ池」
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風が無い日には綺麗な鏡となって立山を映し出すのですが
この日は若干風がありこんな感じでしたww
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14:00
室堂バスターミナル前まで戻ってきました。
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前日はまったく見えてなかった景色です。
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右手が「浄土山」で正面がスタートして最初に登った「雄山」
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頂上の「雄山神社」も見えますね。
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やっぱり来年の8月頃「立山」だけでもリベンジしたいな。
それも晴れた日に登ってしっかり次はお祓いもしてもらおう!
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14:20発の室堂からの高原バスに間に合い
美女平からは「立山ケーブルカー」で立山駅まで下ります。
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そのご「富山地鉄」で富山駅まで出て17時13分発の東京行き
「はくたか」で20時ジャスト東京駅でした。
今年の山は天気に泣かされたって感じでした。
まあ前回の「赤石岳」はまあまあよかったけど
今回は初日ダメダメでしたがそれをも挽回するような
二日目の晴天ですごく思い出深い度になりました。
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そして山友が少なくふだんソロが多い私でしたが
今回はharleyさんが同行してくれたおかげですごく楽しい山旅となりました。
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辛い雨の中での山行、そして満天の星空と真っ赤な日の出
青空に映える立山の山々
たぶん一生忘れられない山旅になりそうです。
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次回もご一緒できればいいよね(^_-)-☆
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その為にも足でまといにならないように日々鍛錬ですね。
南アルプスの主峰「赤石岳」と「荒川三山」 [山登り]
先週の土曜、日曜の一泊二日で南アルプスの主峰「赤石岳」とそこから稜線で
繋がる「荒川三山」と「千枚岳」を歩いてきました。
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実はこの山へは一昨年チャレンジしようとしたのですが
途中クルマのトラブルが発生しリタイアしてしまっていたのです。
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とにかくアクセスの悪い南アルプスの南部です。
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新東名の新静岡インターから離合ができないような山道を
くねくね2時間ほどかけて「畑薙ダム」臨時駐車場に着き
そこからは一般車両が入れないためこの界隈の山を管理する
「東海フォレスト」さんの専用バスで登山入口までさらに1時間です。
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ここがその「畑薙ダム」臨時駐車場です。
一昨年はあと40分で到着できた場所でして今回は無事辿り着けただけで
半分近く今回の旅が達成できた感じでした。
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夜半から振りだしていた雨も予報通り朝には上がりました。
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そしてこの日の始発7時30分のバスを待ちます。
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始発がシーズン中でもこの時間のため当日スタートは9時近くになるのが
難なんですよね。
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そしてバス登場(^_-)-☆
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この日は2台のマイクロバスにこの時間に並んだ人たち全員ギリで乗る事ができました。
道路は未舗装の所が多くバスは大きく揺れながらダムの横を上がって行きます。
この辺は湖面がコバルトブルーでして去年の黒部峡谷を思い出します。
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そして1時間すると綺麗な登山基地「椹島(さわらじま)」に到着です。
ここには宿泊施設もありここで一泊して朝早くに立つってプランもできますね。
なんか上高地のような雰囲気ですよね。
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さて今回のコースなんですが・・・
山を知ってる人ならばわりと有名なコースなんですが
椹島を起点としてグルリと一周すると「赤石岳」「荒川三山」を踏めるのですが
時計回りOR反時計回りで大きく好みが分かれます。
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時計まわりだと最初に「赤石岳」が現れますがそこまでが急登急登でキツイコースです。
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その逆の「千枚岳」からのコースは序盤なだらかな樹林帯を進みますが距離が長いんです。
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短期決戦で行くかジワリと攻めるか?
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私も直前まで悩んでましたがこの日は朝方はガスっていたので展望も良くないと
言われる「時計回り」にしました。
初日はマップのコースタイムではゆうに10時間越えです。
9時スタートだと夜の7時になってしまいますので巻いて巻いて
遅くても5時までには初日の目的地「荒川小屋」へ到着を決意します。
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そんな訳で8時50分スタートします。
この鉄梯子を登るといきなり山にとりつき
九十九折の急登を黙々と進みます。
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スタートの椹島から最初のポイントとなる「赤石小屋」までの工程が
5段階で表示されてます。
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まだまだ紅葉は早くこの辺りでは真夏の新緑のような感じです。
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さすがに展望はありませんね。
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この看板だけが楽しみとなります。
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しかし怒涛の急登を上がって来た為に汗の量がハンパありません。
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この日は前日の雨を考えて脚絆(山用のゲーター)をしていたのですが
それで空調が悪いのか下半身ビッショビショです。
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途中ゲーターを脱いだり靴下交換したりで
やっとこの看板が現れた時は「やった――」って感じでした。
そして11時30分「赤石小屋」到着wwww
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ここまででコースタイムの半分でこれたから大分巻いた感じですね。
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綺麗な山小屋で南アルプスの湧き水が勢いよく出てます。
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ここで30分ほど休憩をとり前日仕事帰りに買った半額のおにぎり2個をパクパク(^_-)-☆
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13時50分ようやく赤石岳の稜線が見えてきました。
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ここまで端折ってますが小屋からここまでもガレ場の急登でカメラ
取りだす余裕をなかったす(*´ω`)
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下から見上げていた時は青空に映えてたのに
稜線を歩き出すとガスってきました。
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14時20分ようやくたどり着きました!「赤石岳」3121m
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日本百名山でして国内標高第7位です。
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標柱には3120mと書かれてますなぁ
その下に見えるのは「赤石岳避難小屋」しっかり管理人さんもおります。
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我々の小、中学校では「南アルプス」を「赤石山脈」「中央アルプス」を「木曽山脈」「北ア」を「飛騨山脈」って呼び名でならったのですが今は言わなくなってしまってますね。
冠に名を連ねるほど雄大な容姿の「赤石岳」ですがこの山行ではその全容はなかなかお目にかかれないのが残念なんす。お隣の「聖岳」に登ると真正面に見えるんだけどね(^^♪
「赤石岳」」からながーーーいガレ場をおりてきて着いたのが
「大聖寺平」14時30分
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その奥にはガスにおおわれた山を右からトラバースです。
ここも長かったけどこの先に小屋が急に現れる事を期待して歩く歩く
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あの向こうには?と思うこと数回・・・
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16時ジャスト!ようやくこの日の宿泊地「荒川小屋」到着ぅぅ(*´ω`)アヒ~
9月下旬だというのに人が少なくこの日は15人程度かな?
寝床などかなりゆったりと使えました。
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この週の週間天気予報は土曜日に雨マークもあったので皆さん敬遠したのかな?
前日に雨が前倒しとなったから強行して正解でした。
前日に雨が前倒しとなったから強行して正解でした。
そして17時からお待たせの夕食タイムです!
山の定番「カレーライス」とパンプキンサラダにほうれん草のクリーム和えとキャベセンです。
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私的には意外と山のカレーって初体験でした。
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前日は2時間の睡眠と今日の山行でこの日は7時前には布団にもぐり込んでしまいました。
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(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)(*´ω`)
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翌日の行動時間は初日ほどではありませんが
帰りの高速の渋滞を懸念して小屋を4時には出発です。
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天気予報は晴れとなってましたがガスってます。
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ご来光も雲におおわれたままでしたが
時間が経つにつれ雲が切れ富士山のシルエットが浮かびます。
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雲海がまさに大海原のようにうねってる様です。
この位置から見ると富士山が双耳峰ってのがはっきりわかりますね。
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そして北に目をやると北アルプスの山々まで見えます。
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しっかり富士山と雲海を楽しんでこの日のピーク「悪沢岳」に到着です。
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この日の「荒川三山」とは「前岳」「中岳」「東岳」の総称であって
この「東岳」が別名「悪沢岳」と呼ばれ標高3141m
国内標高第6位の「日本百名山」のなんです。
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ですから今回の山行では一度に百名山を二つ登れちゃう欲張りコースなんです。
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おまけに私はこれで国内標高1位から7位までコンプできました。
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こちらの小高い丘は「千枚岳」に続く「丸山」ですが芝紅葉が綺麗です。
そして目の高さには富士山です。
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この3000mの稜線歩きはたまりませんね~(*´ω`)
北岳から間ノ岳の稜線歩きも有名ですが
こちらの方が富士山も大きく見えてすんごくいい!
7時20分「千枚岳」到着。
千枚から今朝登ってきた「荒川三山」を振り返ります。
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お気づきの方も居ると思いますが
この山域の標柱はみんなどっしりとしてますよね。
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八ヶ岳なんて風で飛ばされそうなイメージがあるのですが
こちらはブルドーザーでも歯がたたないって感じですよね。
このお山は島田の「東海特殊製紙」さんの社有林であって管理も
グループ会社の「東海フォレスト」さんが担当してましてその関係で
資金面に余裕があるのかななんて勝手に想像してます。
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この千枚が今回の最後のピークでありあとは下山するのみ。
午前8時「千枚岳」の直下「千枚小屋」に到着。
反時まわりスタートだとコースタイム6時間の場所に立つ小屋なので
初日ここで一泊して2泊目を「赤石小屋」とする二泊三日が一般的のようです。
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ここも綺麗な山小屋です。
ここは以前から是非来てみたいと思っていた場所でして
30分ほどのんびり小屋の前のベンチにすわってました。
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時間的にもう宿泊者も出発して誰もいませんが・・・
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しばらく小屋を眺めてましたがゴール目指して出発です!
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この日の最終のバスは14時発です。
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それに乗り遅れたら椹島に泊まるしかありません。
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翌日の仕事の関係それはなりませんので
トラブルが発生しないように樹林帯を降りて行きます。
この山も南アルプスの山だから雨が豊富で樹林帯を苔におおわれていてます。
そして反時計まわりではスタートの合図でもある吊り橋がお目見えです!
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そしてこの滝が今回の山行のフィナーレとなるのでした。
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水が豊富な南アルプス。
この水はここからいくつかのダムで電気を発電させるタービンを回し
その後大井川となります。
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豊富な水も3000mを超える南アルプスの雄大な山々があって初めて育まれます。
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今回のルート上では湧き水が豊富にあふれてましたがそれは尽きる事がないとは言えません。
都会に戻れば蛇口から出る水に何も考えなくなってしまいがちですが
苦しい山行で次のポイントまで水を大事にした事を思えば
蛇口の水一滴さえおろそかにできないて事を考えさせられました。
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ps.
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今回のルートで「時計回り」はきつく「反時計回り」は楽とか聞きますが
きついと呼ばれる「時計回り」を登り、
なだらかな登りスタートの「反時計回り」を下山して感じた事は
なだらかな登りスタートの「反時計回り」を下山して感じた事は
「山登りに楽はない!」って事でした。
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