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白馬~唐松岳ソロテン2泊三日の旅 [山登り]

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2017年に白馬三山を縦走する計画を立て猿倉スタートで大雪渓を登り白馬頂上宿舎で野営しましたが翌日天候が大崩れしたため計画を中止して登って来たルートで下山してしまいました。
今年は本来6月からスタートする私の山行が毎週末天候不良だったり夜行バスを予約するものの直前に風邪を患ったりでなかなか山遊びが出来ずでした。
しかし!9月の14日からの三連休が天気予報も申し分なくおまけに二日前の木曜日にバス予約サイトをチェックすると白馬方面夜行バスに空席があります!たぶん直前にキャンセルが発生したのでしょう。
今年の山行不運が一気に報われた感じです。
金曜22:45定刻より15分ほど遅れて竹橋を出発した夜行バスは翌朝6時に白馬栂池高原に到着です。
冬場はスノースポーツでにぎわうリフト発着地ですが雪山シーズン以外は登山客でにぎわいます。
まだ下界は真夏日が続く頃で服装に悩みました。
7時から発売するリフト券窓口には登山客が長蛇の列を作ってますがほとんどの方が長袖ジャケットを着てますね~
そんな中私はハーフパンツに半袖の夏山スタイルですww

ザックの中にはもちろん防寒着が入ってますが朝の時間はちょっと寒々しい感じでしたが動きだしたらちょうどよかったです。

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リフトで1000mジャンプアップした標高2000mの「栂池自然園」がスタート場所となります。
これから歩く山々の稜線がクッキリ見えます!
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しばらく樹林帯を歩き振り返ると下界が雲海におおわれてます。
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景色が抜群にいいです!
後立連峰の全てがクッキリです!
この季節は下界の空気が温められると長野側からガスが立ち込めるため日中は展望が悪くなりがちです。
眺めがいい時間帯で行動したいですね。
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1時間ほど歩くとだだっ広い湿原が現れます。
標高2200m「天狗原」
このあたりは「森林限界」も低いのでしょうか?すでに大きな木々は見られませんね。
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しばらくは気持ちのいい木道を歩き目の前の稜線への取り付きを登ると
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9:35 この日最初のピーク「白馬乗鞍岳」2436m
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そのピークの反対側に現れたのが「白馬大池」です。
コルトブルーの水面と遠くに見える「白馬大池山荘」の赤い建物がきれいです。
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ちょうどヘリコプターによる荷揚げ作業中でした。
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10:20 白馬大池山荘のテント場ですが、この時間でも5割ほど埋まってます。
連泊してる方も多い感じです。
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11:10 「船越ノ頭」ここでこの日初めてザックを下して小休憩。
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この先のルートがまだまだクッキリとみえます。
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12:10 「小蓮華岳」2768m
太刀のオブジェが頂上に刺さってます!
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この日のゴールとなる白馬岳への稜線歩きww
おお!左の長野側からガスがかなり上がって来始めてます。
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頂上直下はちょっとしたがればガレ場となっていて
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13;40  「白馬岳」2932m頂上着いた――
山の名前は「しろうま」と発音しますが、それ以外の「白馬」が付く名称は「はくば」と発音してますね。

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頂上直下には日本最大級の集客力がある「白馬山荘(はくばさんそう)」
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ここはテント場はなく・・・
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そこからもう少し下った所にある
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「白馬頂上宿舎」に広いテント場があります。
一人1200円で水は汲み放題(雨水)
写真中央の建物はトイレね。
宿泊棟と売店はその裏です。
14時に着いた時はテンバは8割ほど埋まってました。
慌ててやっと見つけた場所は岩がゴロゴロしてましたが時間をかけて整地したため居心地のいいマイスペースが確保できました。

(二日目に続く)
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白馬~唐松岳ソロテン(二日目) [山登り]

9月14日に白馬栂池高原からスタートした稜線歩きの山旅は初日「白馬頂上宿舎」で野営でした。
二日目もお天気絶好調の模様です。
この日は唐松岳ピークを踏んで頂上直下の「唐松頂上山荘」で野営が計画ですが途中には日本三大キレットの一つ「不帰の嶮(かえらずのけん)」なるゴツゴツ地帯を通らなければなりません。
そして三日目の最終日にはある意味その風景が今回の目当てでもあったのですが・・・
というわけで後半のスタートです。




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前日は宿舎の食堂でワインを飲んじゃってぐっすり寝てしまい起きた時にはすでに太陽が昇り山々がモルゲンロートしてましたww

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チャチャット撤収して6:30二日目の行動開始です!
振り返ると前日歩いた稜線がクッキリと見えてます。

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最初のピークは白馬三山の「杓子岳」です。
この山は頂上へのルートとトラバースする巻き道があり以前ここはピークを踏んでるから時間短縮のためトラバースを選択して次の「白馬鑓ヶ岳(はくばやりがたけ)」を目指します。
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まさにブルースカイ!
この先のルートがきれいに見えてます。
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よおく見ると雲海の先に八ヶ岳と南アルプスまで見えてます。
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8:20
「白馬鑓ヶ岳」頂上(^_-)-☆
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稜線歩きはほんと気持ちいいですが遮るものが無いため強風の日は大変な山行となりますがこの日は風も皆無です。
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鑓ヶ岳を下ると現れる分岐。
ここから下山ルートを行くと「白馬鑓温泉小屋」がありそこでは源泉かけ流しが堪能できるんです。
日本の秘湯にも数えられてますね。
私はまだまだ稜線歩きです(*´ω`)
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だいぶ長野側からガスが立ち込めてきました。
その先に現れたのは・・・
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9:10「天狗山荘」
2年前にこの地帯を襲った雪崩によって山荘の一部が崩壊し営業がストップしていましたが去年からはテント場と売店が営業を再開してます。宿泊は来年以降って感じです。
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小屋の売店でペットボトルのコカ・コーラをいただきながら小休憩し再出発。
小屋の前にはこんな看板が・・・
「帰宅厳守」
そうです!この先は帰る事が出来ないとまで言わせたゴツゴツ地帯の「不帰の嶮」が現れるための注意喚起ですね。
今日はまだ帰宅しない私は「ゴール厳守」って感じかな(ノ∀`)ペチョン
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だだっ広い稜線ですが「天狗の頭」の看板を過ぎるとそこからは「天狗の大下り」と呼ばれる激下りの始まりで一気に300mほど標高を下げます。
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そしてその先にはガスにすでに覆われてしまっている「不帰の嶮」が見えてます。
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9:40に大下りをスタートし
10:50「不帰の嶮1峰」がまさに壁のごとく現れます。
しばし上を見上げ先行者のルートを目で追いながらシミュレーションしてからスタートです。
連続の鎖場を登るため自然と写真が少なくなってますww
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11:30「1峰ピーク」到達です。
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振り返るとちょうどガスが切れて下ってきた「天狗の大下り」が見えます。
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11:40「不帰の嶮」の核心部と言われる「2峰」アタック開始
ちなみに2峰には北峰と南峰があります。
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こちらもガスがかかってまして下界の眺望が悪くそれが反って高度感を無くしてくれてます。
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12:35「北峰」ピーク
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12:45「南峰」ピーク
「不帰の嶮」にはこのあと3峰があるのですが3峰ピークへはるーとが無くトラバースするため後は唐松岳を目指すだけですがさすがに13kgオーバーのザッグを背負ってのこのルートは体にこたえます。
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13:45「唐松岳」頂上ですがまったく眺望がありませんΣ(゚д゚lll)ガーン
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13:55
喉乾いたし早くザッグを下したく速攻で下山して頂上直下の「唐松岳頂上山荘」到着
最近はテント場も値上げ傾向にありますね
前日もそうでしたがここでも1200円です。
しかもお水はペットボトルで購入するしか無いとの事。
500mlで300円
テン場はこの山荘から30mから200m近く下った斜面です。
すでに多くの方がテント設営されていて私が見つけた場所は50mほど下った場所で若干傾斜がついてます( ノД`)シクシク…
しかし目の前は・・・ 
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一昨年に登った立山連峰と剱岳です!
それも今年の秋の大イベントとして計画してる「裏剱」の風景が見て取れます。
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私の山小屋「モンベルハウス」
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雲海に浮かぶ「剱岳」を見ながら夕食(^_-)-☆
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夜は満天の星空にうっとり(*´Д`)
(三日目に続く・・・)

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白馬~唐松岳ソロテン(三日目) [山登り]

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翌朝は4時前に起きます。
いつものことながら朝は食欲が湧きません。
この日は最終日で下山するのみですが、下界からの登り客が来る前にたどり着きたい場所がある為5時には撤収完了させます。
5:30唐松岳頂上山荘出発
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前日はガスに包まれまったく臨めなかった唐松岳がクッキリとみえます。
頂上いる人が良く目ます。
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下りルートは八方尾根と呼ばれる綺麗な稜線です。
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こちらも前日はガスに覆われていた「不帰の嶮」の全容です。
右端の台形の左肩みたいのが「天狗の大下り」でここからは1峰は隠れて見えず
隣のニャンコの耳みたいのが2峰の北峰と南峰でその左の3本ツメみたいなのが3峰です。
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6:15「丸山ケルン」
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丸山ケルンを超えると森林限界が終わって樹林帯となります。
樹の幹が真横に伸びてます。
冬場の豪雪地帯を物語ってます。
ちなみにこのルートは雪山シーズンでも人気なスポットでして近々アタックしようと計画ちうww
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この季節でも雪渓が残る「扇雪渓」このまま初雪を迎えるかな?
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空が開けると去年歩いた「鹿島槍ヶ岳」と「五竜岳」がクッキリです!
この季節にこれだけの姿が見れるのもこの時間帯だけでしょうね。
まさに早起きは三文の得w
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おお!こちらは初日の子蓮華岳からの稜線と「白馬三山」です。
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しばらく歩くとこの旅のお目当てある池が見えてきました。
「八方尾根」中腹に現れる「八方池」標高2060m
山岳写真では定番中の定番ですがこの目で見たい!
自分のカメラに収めたい!
撮影するならギャラリーがらない構図で撮りたい!
そのため下界からの始発のリフトからの登山客が到着する前にここへ来たかったのですが・・・
大正解です(^_-)-☆
おまけに尾根という場所ながら全くの無風状態です。
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水面が見事な鏡となり白馬三山から不帰の嶮までの稜線をきれいいに映し出していました。
この風景を見れただけでこの山旅は最高のものとなりました。
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⁻  
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7:45リフト乗り場が見えてきました。
この方々が始発利用の登山者たちかな?
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8:25
3つのリフトとゴンドラを使ってラクチン下りで下界まで戻ってきてのデザートアイスww
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定番の温泉は「八方バスターミナル」前にある「八方の湯」
午前9時開店。
その後バスで長野駅まで行きそこからは新幹線です。地元には16時には戻れました。
今回の旅は往復公共機関だし稜線へのアクセスも往復ともゴンドラ、リフトのラクチンルートでした。
しかし稜線歩きでもかなりのアップダウンで若干筋肉痛になってましたwww
文中で「裏剱岳」の計画を書いてましたが本来10月の2週にある3連休で室堂~剱沢~池の平~黒部の計画でしたが未曽有宇の被害を出した「台風19号」の接近で今年は見送りとなってしまいました。
今年は夏山は結局今回の白馬、唐松の旅だけで終わってしまいそうです。
ここ毎年決まって台風に計画中止に追いやられてます。
そして今回の台風19号では多くの方々が被害にあってます。
登山道も復旧の見通しが付かなりほどの被害が出ているエリアもあるそうで一刻も早い復旧を望むばかりです。

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