狙え!当日券@国技館 [大相撲]
大相撲九月場所
十四日目
豪栄道 優勝決定!
先週のお話になってしまいますが・・・
今年の初場所「琴奨菊」に続き日本人力士二人目の
幕内最高優勝が十四日目に確定しました。
関脇時代からの豪栄道オシの私にとって
10年ぶりの日本人優勝の琴奨菊の時と同様の
感極まる展開に大喜びです。
BUT!
ファンならその晴れの舞台でもある
優勝表彰式をナマで観たい!|д゚)
そして千秋楽では豪栄道の全勝があればそれは
日本人力士20年ぶりの快挙でもあります。
そんな訳で今年の初場所千秋楽の様に
当日券目当てで国技館に向かう決意をする私でした( *´艸`)
相撲フィーバーは一向に熱が覚めず最近は売り出し日
当日で15日間のチケットが売り切れる状態でして
そんな時に便利なのが「当日券」なんです。
国技館の当日券は約300枚がその日午前8時から国技館窓口で
発売されます。
席は二階の最上段の一周分が自由席として販売されます。
⁻
(よく日本出身力士の優勝とか言いますが・・・これってモンゴル出身で日本人に帰化した旭天鵬が少し前に優勝してる為こんな言い回ししますが私はあえて出身って言い方せずに書きますねww)
10年ぶりの日本人優勝となった今年の初場所千秋楽では
千秋楽の最後の一番まで結果が分からず
その為当日券目当てで徹夜組も出る状態でした。
まあ私もその時は前の晩11時から並びましたが
その時は朝の4時が当日券取れるかどうかのターニングポイントでした。
⁻
しかし今場所はすでに優勝が前日に確定してるため
そこまでの過熱はないだろうと予想しましたが地元から始発では
両国到着が5時を回る為非常に危険と感じ
自宅を午前3時にマイカーで出発し
近くのコインパーキングに車を入れ国技館に
午前4時に到着しました。
すると・・・
⁻
⁻
おお!並びはありますがまだ30人チョイってとこでしょうか?
⁻
私はこの日は最後尾でもいいから当日券ゲットして館内に
入りさえすればいいって思ってましたからこれはラッキー!
そしてこの日は午前6時20分から整理券が配布され
午前7時45分に発売開始です。
⁻
午前8時前には太鼓担当の「呼び出し」さんが国技館のやぐらに登り
「寄せ太鼓」の準備です。
呼び出しさんの太鼓にはこれ以外に場所が始まる数日前に
街並みを回る「ふれ太鼓」に当日の終わり(打ち出し)に叩かれる
「はね太鼓」があります。「はね太鼓」もやぐらで叩きますが
これは明日も来てくださいねって意味がある為
千秋楽には叩かれません。
⁻
ほぼ8時ジャストに館内に入り正面席側のイスを確保!
この日は結局№42の整理券がゲットできたので
自由席の中ではいいイス席を確保できました。
千秋楽の取り組みは10時過ぎからですので
確保したら後はゆっくり館内を見て回ったり
1回だけは再入場できるため外に出かける事もおk!
⁻
私はこの後は近所のネカフェで時間のつぶし
お昼を食べて再入場しました。
⁻
「協会挨拶」が終わると幕内相撲が始まり
あっという間に「これより三役」です。
「これより三役」の三役とは大関、関脇、小結の三役とは関係なく
千秋楽の終わりから三つ目の取り組みを言います。
この日は「豪栄道vs琴奨菊」「稀勢の里vs照ノ富士」
「日馬富士vsわんわん」
⁻
しかしこの日の大一番はやはりこの「豪栄道vs琴奨菊」ですね!
すでに豪栄道の優勝は確定してますが
ファンが望むのは完全優勝すなわち「全勝」です!
気合十分の大関豪栄道!!実は相手の琴奨菊とはここ数年の成績は
ダブルスコアで歩が悪いのですが・・・
しっかり寄り切って豪栄道の勝ち!
⁻
館内は豪栄道コールの大合唱です!
手拍子も鳴りやみません!
おめでとー
ごーたろーーーーー!!
⁻
そして午後5時30分から表彰式です。
まずは君が代斉唱。
この日一番撮りたかったのがこの場面です。
君が代を歌いながら目をウルウルさせる経験っていいですよね。
⁻
ダメ大関と呼ばれ続けたこの2年。
カド番を何度も繰り返しただけにこの場所も後がなかったのに
ふたを開ければなんと全勝です!
20年ぶりってのもすごいですが大阪出身の関取では
83年ぶりだそうです。
内閣総理大臣杯は管官房長官が手渡してました。
⁻
そして優勝インタビュアーがNHKの大坂アナ
(栃煌山のあだ名「鮭」誕生の時の人)
⁻
じっくりと豪栄道のインタビューを聞いていたかったのですが
数分で席を立ち正面玄関に移動します。
すでに君が代を演奏し終えた「海上自衛隊」音楽隊の方々は
正面玄関に移動しています。
私は玄関の外に出てパレードの車に乗り込む豪栄道の
ベストショットの場所を確保します。
この時点で午後5時45分で登場までは30分以上かかるでしょう。
初場所の時は寒くて死にそうでしたが
この日は寒くはないけど長く同じポーズで立ち尽くすから腰が痛い・・・
⁻
午後6時30分に近づいた頃、音楽隊の演奏が始まりました
そして豪栄道の登場です!
旗手は?当初は部屋の同期で同じ埼玉栄高校だった
「妙義龍」と予想してましたが「豊響」でした。
⁻
ホントよかったね豪太郎!
この2年は結局は体の故障で思うような相撲が取れず
やっとこの場所でよみがえったって事のようです。
こうなると来場所の綱取りが視野に入ってきます。
⁻
そして「遠藤」もこの2年ケガで泣きましたがこの場所は13勝で三賞もゲットです。
ようやく遠藤も自分の相撲が取れるように復帰できたようで
この数年はまったくインタビューでも口数が少なかった遠藤ですが
今場所はマイクを向けられると饒舌になってましたね。
今場所は14枚目と後退しての13勝だったから来場所は筆頭あたりまで
地位があがりそこで勝ち越せば初の三役も見えてきますね。
⁻
来場所の「九州場所」は今からもうワクワクですね。
黒部の秘境① 「下の廊下」 [山登り]
ここ最近は土日となると天候不順になると言うより日照時間自体が
異常に少なくせっかくの山行が楽しめてません。
しかし久々に天気が良くなると帰りの道路の大渋滞が懸念され
先週はせっかくに好天だと言うのに地元でブラブラ走ってました。
⁻
そんな私ですが今年のプランの一つに「下の廊下を踏破!」
というものがあります。
一年をおいてほとんど雪渓におおわれやっと溶けるのが8月後半で
それから管理している「関西電力」の方々がルートの点検整備をする為
一般人の通行は9月中旬から10月までのほんのわずかな期間でしかなく
去年は結局雪渓が消えず通行不可能な年でした。
⁻
しかし!今年は融雪も早くすでに通行可能となっています。
行きたいなぁって漠然と思ってましたがブログ仲間のミルクさんが
先日アタックした写真をSNSにアップしてるのを拝見して
絶対に行く!って気持ちに変わり21日金曜日!
なんとこの日は過去最高の17時間拘束から開放されてから
一睡もせずに「下の廊下」スタートの黒部ダムのアクセスタウン
信濃大町を目指しました。
⁻
大町駅の隣にある市営パーキングに車を停め支度をし駅ロータリーにある
バス停で6時15分の始発に乗り込みます。
行き先は黒部のトロリーバス出発駅である「扇沢」です。
パーキングは上限1500円 バス運賃1360円
40分ほどで「扇沢駅」に到着します。
まわりはすごい紅葉です。その極採色が青空に映えます!
とてもいい感じ!
でも先客がずらりと並んでます。
この方たちはこの「扇沢駅」に隣接している無料駐車場に車で来られた方でしょうね。
私は明日の帰りの事を考えてあえて大町に車を停めてます。
⁻
ここから黒部ダムまで運行するトロリーバスは電車のように屋根の上に
パンタグラフのようなものから電気を拾ってトンネルを走ります。
このトンネルは「大町トンネル」と呼ばれ黒部ダムを建設する際に
資材運搬の為に掘られたトンネルです。
⁻
私てっきり始発は6時半とばかり思ってましたがこの並んでる方々は
7時半の始発待ちの行列らしく出遅れた感じでいた私でしたからこれはラッキーです。
出発まではメディアで度々話題となってる駅員さん風だけど
ホントはお弁当売りの「中里さん」の巧みな話術にみんな爆笑しながら
改札開始を待ちます。
てっきり電車のようなものにタイヤが付いてるのかと思いきや
形はまったく普通のバスですね。
最後列の座席から後ろに流れる風景です。
この穴堀では途中、液状となった破砕帯が工事を難しくしたらしいのですが
日本の技術力で貫通されました。
映画「黒部の太陽」の舞台です。
7時40分「黒部ダム」到着です。
観光の方々は階段を登って行きますが重装備の「下の廊下」を目指す登山客は
バスの進行方向をまっすぐに歩いていきダムの階段を降ります。
第一便のバスからは30人ほどが「下の廊下」を目指す様で
意外な多さにびっくり!
⁻
びっくりなのは人の多さだけではなくて
既に上の方は紅葉が終盤かと思いきや
最盛期といっていいくらいの艶やかさです。
空がチョット薄曇りってのがイマイチですが
この紅葉が見れたんだからそんなのは贅沢ですよね。
⁻
写真ばかり撮影してたらみんなに置いて行かれちゃいました。
と言っても私は今回はソロです。
時々参加してくれるNミッキーさんはこの度、大手大企業に
ヘッドハンティングされましていきなりの私の山行には無理と言われました。
⁻
とりあえずは黒部川のたもとまで下降していきます。
この橋を渡り対岸からがスタートとなります。
振り返るとダム!
国内で最大の高さを誇る黒部ダム。
正式には黒部川にかかる4つ目のダムから黒四ダムとも言われますが
現在は「黒部ダム」との表記が普通となっているようです。
そしてこのダムの最大のイベントは「観光放流!!!!」
あの壁の真中からどひゃああああーーって・・・
いつやるのって思ってたら
「今月の15日で終わったんだってなぁ」と横を話しながら行くオヤジ・・・
(´・ω・`)ガ――ンとなる私でした
まあそれでもこの紅葉があるから満足満足(ノ∀`)ペチョン
⁻
もう前後左右どこ見ても紅葉紅葉です。
そしてしばらく歩くと両側が切り立った「V字峡」の
黒部渓谷の始まりです。
この黒部ダムから下流の「仙人谷ダム」までの渓谷を「下の廊下」と称します。
そして今歩いてるのが「日電歩道」と呼ばれます。
黒部川には第一から第四ダムがありますが
黒部ダムを建設する際に仙人谷ダムから調査に入るために切り立った斜面を
掘削して作ったのがこのルートなんですね。
ちなみに「日電」とは関西電力の前進である「日本電力」のことです。
⁻
ルート上には沢山の名もなき滝があり水の豊かさが
分かりますね。
何枚撮っても飽きない紅葉ですから歩いては立ち止まりの繰り返しです。
ほかの人たちは黙々と歩いていきます・・・
紅葉も綺麗ですが黒部川の水もすごく綺麗!
なんでこんなに青いの?って聞きたくなる青さです。
北海道の「青の池」なんて目じゃないって感じ。
徐々にルートは高度感を増してきます。
それとは反対に狭まる歩道は50cmほどでしょうかww
一応ルートには命綱的にワイヤーが斜面側に通っていますが
アンカーのボルトが抜けてるのを見るとチョット不安になります。
この日一番気をつかったのは足元もそうですが重装備の
ザックの肩が岩に当たりバランスを崩すのでは?って事ですが
そんなに身長がないから杞憂ですねwww
白い竜が川を泳いでる様に見えたからかこの辺りは「白竜狭」と呼ばれます。
対岸の地層も興味深くじっくり立ち止まって見ていたいのですが
立ち止まると後続も立ち往生してしまうので
あわただしく歩きます。
ずうっと黒部川の激流の音を聞いてるから慣れて来てましたが
より大きく音が変化します。
ここは「十字狭」黒部川に左右から二本の川が流れ込んでるから
余計に激流の轟音が増してきたのですね。
ここには長さ15mほどの吊り橋がかかってます。
かなり揺れますが一人一人渡るから揺れが増幅されずにすみます。
もっと引いて、そして右の紅葉を半分以上入れて撮影すればよかったと後悔の一枚。
⁻
川がS字となっている場所だから「S字狭」
この写真の丁度右の山の地中に黒部ダムからパイプを伝って流れ落ちた水がタービンを
回してる「発電所」がある場所です。
そして出来上がった電気はその先に見える開口部から送電線で下界に流れます。
この秘境の中にいきなり人口の建造物が現れるとすごい不思議な感じです。
ここまでが黒部川の第四発電エリアとなりこの先が第三となります。
その「仙人谷ダム」に繋がる「吊り橋」が見えてきました。
ここまでかなりのデンジャラスコースがありましが
それほどびっくりはしませんでしたが
この「吊り橋」はこの日一番のビビりスポットとなりました。
⁻
「インディージョーンズ」ではおなじみの風景ですが
長さ150m位あるのかな?あまりに長いから渡ってるうちに後ろから
人が来るのですがリズムが違うから変な揺れ方になるんです。
ほんとちびりそうでしたww
テカこの年でチビっていたら「下の廊下」ではなくて
「しもの老化」っていわれそうですね(ノ∀`)ペチョン
⁻
吊り橋を渡り進むと「洞門」が見えてきました。
廃墟好きにはたまらないスポットですね。
来た方向には吊り橋と送電線の鉄塔しかないのですが
それらを建設する際に資材運搬に使ったのでしょうか?
そして見えてきました黒部第三の「仙人ダム」です。
ここから見ても真っ青ですね。
不思議ですよね~記事書いてる最中ですがチョットググります。
ネットでもこの青さについて色々書かれてますね~
諸説あるらしいのですが一番は「花崗岩」の色と
植物プランクトンが多いとも言われてますね。
⁻
さてこの「仙人谷ダム」ですがと、「いきなり施設の中入っていいの?」
っていわれそうですがこの施設の中を通るのが通常のルートなんです。
ダムの堤にはしっかりと行き先案内板まであります。
そしてこのダムのトンネルをコツコツ歩くと・・・
⁻
駅に到着ぅぅぅ~
線路が走ってます。
実はこれは発電所関係の資材や通勤に使われてるトロッコ電車が止まる駅でして
欅平から黒部ダムまで続いてる線路なんですね。
一般人は乗れませんが年に一度かな?
応募抽選で見学会が開かれてるそうです。
ちなみに10年ほど前に紅白歌合戦で「中島みゆき」さんがライブ出演したのが
この線路の黒部駅からの「地上の星」でしたね。
軌道は縦横に走っていてすごく秘密基地的雰囲気がありすぎ。
そしてさきほどからすごく熱い空気で周辺が満たされてます。
じつはここは掘削工事の際に最高160度に達する高熱の岩盤に辿り着き
工事をさらに難しくさせた場所でもありその様子は吉村昭「高熱遂道」で読めます。
⁻
トンネルからしばらく歩きようやく外に出ます。
頑丈な鉄の扉です。
その横に警備員さんが立っていて
「もう来るんじゃないぞ」って言えばモロ刑務所の風景ですねww
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さて仙人谷ダムを後にして高さ300mほどの山を登り返しそして
下り込むとこの日のキャンプ地「阿曽原温泉小屋」が見えてきました。
豪雪地帯だから夏の数か月しか営業せず
今年の営業が今月末までってこともあり天気もよく一気にお客が殺到した感じ。
聞けば予約はすでに200%で打ち切りにしてあり
それでも泊まりたいって方は台所とかでのごろ寝だそうです。
14時到着の私の時はまだどこにテント張ろうかなって余裕でしたが
1時間ほどでこの状態。
最終的にはこの倍近くまでの濃密度となってました。
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写真の量も多く1日目が長くなってしまったので二日目は次回更新します。