夜のピクニック [小説]
ブログテーマを「スポーツ」にしていますが、
最近はこれでいいいのかな?(´・ω・`)
「グルメ・料理」が妥当では?
と悩んでいるメン喰い野郎のワタスの最近読み終わった小説、
第2回本屋大賞受賞の恩田陸さんの作品「夜のピクニック」
作者の出身校である茨城県の高校における実在する行事、
全学年が24時間かけて80KM歩き続ける歩行祭がモデルとなってます。
内容はスタートする朝から翌日のゴールまで延々と続く
主要人物男女4生徒のコイバナ。
同世代もしくは20代なら感銘も深かったのかも知れませんが…
ワタスとしてはイマイチかな。
でも読んでいて忘れ欠けていたほろ苦い高校時代の思い出がよみがえってきちゃいました。
入学説明会では行き先が沖縄だった修学旅行が三泊四日の白馬山合宿…
他校から赴任されてきた先生が「ここは軍隊だね」と言わしめたスパルタ高校生活
3年間無視され続けた片思い…(´・ω・`)ショボ
抑揚のない作品の内容には?マークが点灯しちゃいましたが
この作品を読む事で青春時代に読者を連れ戻し、
忘れていた何かを思い出させる事を意識していたのであれば
凄い!の一言ですね。
(-"-) それにしても相変わらずの腰痛…
先週の土曜日はお馬の根岸森林公園で10kmランは平気でしたが
翌日の富岡総合公園周回ランでは2kmで左足が痺れだし
いまだに足を引きずる症状が続いています。
やはり女王様プレイなんかしてないで
ちゃんとしたドクターに診てもらわなきゃホント引退ですな…
いいお医者さんいたら紹介してくださいな(´Д`;)
9月9日までの月間走行距離 12.4km
レディ・ジョーカー [小説]
8月に入ってからコツコツ読んでいた高村 薫 著作「レディ・ジョーカー」
作品自体は1997年に刊行され映画化もされてます。
ある程度の予備知識で先にビデオ化されたものを5年ほど前にレンタルして観ましたが
90分そこそこでは理解しきれない内容…
そして2010年4月にようやく文庫化されましたが、さすがに重圧で骨太の作品ですから
まとまった時間が持てるようになったら読もうと思っていた作品。
ようやく、昨日読み終わりました。
グリコ・森永事件をモチーフにした同作品。
警察とスクープを狙う新聞記者、犯人と被害者の裏取引の攻防と
読む者を引き込みます。
そしてそう言った入り組んだストーリーがチャプター毎に第一人称目線が
犯人グループであったり、刑事、被害者社長、新聞記者と変わりながら
ストーリーが進みます。
社会派推理小説と呼ばれる本作品に謎解きとかはなく、
最終的に身代金は?犯人はどうなった?という結論には至らず終わってます。
しかし、政治と金、個人と企業、生と死というものを
各キャラクターの内面を深くえぐりながら展開するストーリの為
読み終えた時のドスンとレバーブローを喰らったようなダメージがいつまでも残る作品でした。
と同時に、すでにキャストなども覚えていない映画を見直したくなりました。
最近は遅ればせながらの東野圭吾「手紙」 佐々木 譲「警官の血」
と体に重たい作品ばかりでしたから
そのせいでしょうか?腰痛(´・ω・`)
10日ほどラン中止していて最近は腰回りがヤバいです…
今日あたりは天気もいいしリハビリラン開始しようかな?
白夜行 [小説]
雪穂 「あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。
太陽に代わるものがあったから。」
東野圭吾さんの「白夜行」 京極さんなみのぶ厚い一冊。でも一気に読めちゃう、
と言うより読まずにいられないストーリー展開。
主要登場人物も30名近くに及び、メモしながら読み進まないと「あれっ?誰だっけこの人」
という状態になっちゃいます。
昭和40年代の大阪のドヤ街から話は始まります。
不審な死亡事故にかかわる二人の少年少女の20年にも及ぶ一大叙事詩。
まったく接点がなように思われた亮司と雪穂。
終盤にその原点があらわになります。
冒頭の雪穂のセリフが二人の関係を如実に現し、タイトルの意味ともなってます。
TVドラマ化もされましたが、TVの方は第一話でこの二人の関係がネタばれされてるらしいです。
めったにドラマを見ないワタスですが、この作品だけはDVDレンタルしてみようかと思います。
それにしても今日は予報通りの冬空・・・
めちゃくちゃ寒いです(ーー゛) 横浜って雪降るのでしょうか?
初めての横浜の冬を迎えるにあたり戦々恐々している今日この頃です・・・
11月21日までの月間走行距離 191km
殺人の門 [小説]
何なんでしょう?今日の寒さ・・・((+_+))
11月の気温としては17年ぶりの記録更新とか
JYMも休館日だし雨降ってるし・・・と言うわけで今日は「お風呂の王様」サウナトレーニング!
8分×12回 2kgは落ちたでしょうww でも即リバウンド予測
さて、表題「殺人の門 」言わずもがな東野圭吾さんの作品です。
実は最近初めて購入し、一気に読み切りました。
読み終えて唸ってしまいました。
ネットで検索すると「読まなきゃ良かった」「後味がわるい」という書き込みが見られましたが、
ワタスも後味が悪いという意見には同調してしまいました。
でも読み応えのある内容で、作中の人物には実際共感してしまう部分も多数ありました。
東野圭吾=推理小説 となるのでしょうか?
でもこの作品は本格推理小説とは違い、言うなれば ホワイダニット Whydunit = Why done it?
なぜ犯行に至ったのか?をテーマにしています。
ですからプロット的には倒叙的形式に似ています。
倒叙的推理小説 : 通常の推理小説が、死体発見→探偵登場→事件解決 という形に対し
冒頭から犯人目線で殺人の計画→実行→成功 読者も成功を疑わないが
その後探偵(警察)目線に変わり推理が破たんするという形式です。
最近の作品ですと「青の炎 (角川文庫) 」などこの形式ですね。
まあ、この「殺人の門」は、いかに殺人に至ったのかが主でありその後の警察登場というのはない為
倒叙的推理小説とは言えないかな?ある意味「慟哭 (創元推理文庫) 」に似た後味がありました。
「慟哭(どうこく)」は読み手側へプロットトリックが施されていて、かなりエンディングには驚きました。
ネットではこの「慟哭」、トリックには気がついたなどの書き込みも多いですが、ワタスは
マジ驚きました。そして推理小説などまず読み返すことはしませんがこの作品は5回は読み返し
ました。
今日のトレーニング サウナ8分×12回
11月19日までの月間走行距離 171km