「赤岳」@八ヶ岳(積雪期) [山登り]
去年の暮れの山行を記事アップします。
暮れは仕事もバタバタで帰宅時間が起床時間の6時間前なんてザラで
そんな合間をぬっての山行だから記事アップがこんなに遅れてしまいました。
当初は北アルプスを考えてましたが24日は土曜日仕事で
25日は日帰りしかできずそうなると北アルプスは工程的に無理がある為
2016年1月2日に登った赤岳にしました。
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一度あるいてるから安心感もあります。
スタート地点の「赤岳山荘」まで車で入れます。
この時期は山荘駐車場までは積雪はなかったのですが
前を走ってる四駆のデリカがデリカのくせしてやたらと慎重な
運転で私の車を始めとする2,3台がすぐに滞ってしまう状態で
私がつい停止してしまった場所がわだちが車両のお腹すれすれで
なおかつげき坂で凍結した場所だった為なんと!冬タイヤなのに
タイヤ空転で前に進めないww
なんとか後続車にバックしてもらい2,3mほど下がって
勢いつけて上るというグダグダを演じてしまいました。
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5時30分、無事山荘の駐車場に到着
満天の星空です!今日の山行の素晴らしさを確信します。
するとすぐに山荘のおばあちゃんが駐車料の徴収に来ます。
日帰りで千円!いつも集金ご苦労さんです。
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この日は10本爪アイゼンの他にミックス状態を予想して
チェーンスパイクも用意してありますがスタートからは
ノーマル冬靴で進みます。
赤岳方面のルートは「南沢コース」と「北沢コース」の2種類あって
前回通った距離が短い「南沢ルート」を進んだつもりが
暗くて看板を見落としてしまい知らず知らずのうち
「北沢ルート」を進んでました。
初めて歩いて感じたのですがゴツゴツで歩きにくいイメージの
「南沢ルート」に比べ「北沢ルート」は許可車両が通るため
道が整備されていて距離があってもすごい楽なんですね。
これからは往路は北で復路は南ってパターンになりそうww
この季節の日の出は7時近くでしょう徐々に空が白み始めます。
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林道が終わり樹林帯になると空が開け南八ヶ岳のゴツゴツした稜線が見えてきます。
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7時20分「赤岳鉱泉」(通年営業)到着。
冬季のシンボル「ブルーキャンディー」がそびえ立ってます。
人工的に氷壁を作ってアイスクライミングを楽しむイベントが
この時期の人気アトラクションなんですね。
夏山の季節ではここで温泉も楽しむことができます。
ここで初めてアイゼン装着(`・ω・´)シャキーン
「赤岳鉱泉」から再度樹林帯を歩き「行者小屋」前から
「地蔵尾根」」へと続くコースに入ります。
年末年始は「行者小屋」は営業しますがそれ以外は冬季はお休み。
一気に登り森林限界が近づくと下界の風景が広がります。
木々の間からは目指す「八ヶ岳」の主峰「赤岳」が見え始めます。
9時20分「地蔵尾根」到着。
前回来た時は遮蔽物がなくなった尾根に出た瞬間
すさまじい強風が吹いてましたがこの日は時折強い風が吹くものの
無風状態の時間もあります。
眼下には途中通過してきた「行者小屋」が見えてます。
この日は天気予報も好天を告げていたためか登山者も多く
すれ違いのあいさつや頂上の情報交換などでおしゃべりが楽しめます。
尾根を進むと富士山が雲海から頭を出してる風景が飛び込みます。
眼下には「野辺山ウルトラ」のコースなんでしょうね。
赤岳の中腹には「赤岳展望荘」(2722m)
頂上には「赤岳頂上山荘」が見えます。
この先は急騰イッキ上りです。
アイゼン爪を斜面にぶっ刺してガツガツ進みます。
10時10分赤岳山頂!到着www標高2899m
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山頂も人が多く気軽に記念撮影をお願いできました。
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高くなればなるほど富士山が目線に近づく感じです。
実家が富士市でその実家の窓からいつも見えていた富士山だから
世間の人が富士山が見えた見えないで一喜一憂する姿が
子供の頃は理解できなかったけど実家を離れて初めて
その偉大さや美しさであったり強さが分るようになった気がします。
この日も同じアングルなのに何枚も富士山の写真を撮っていましたねww
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遠くには「諏訪湖」が見えます。そしてそれを壁のように囲む木曽の山々!
中央アルプスの白銀が青空に映えてキレイ!
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十分景色を堪能して下山はです。
往路では太陽の光が届いてなかったから白黒写真のような
風景になってましたがこの時間になると太陽も高くなり
太陽光に輝く樹氷が見事です。
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行者小屋まで降りてきました。
「行者小屋」から見上げるカラーの八ヶ岳!
この風景は年賀状に使用することにしました。
ここ数年は冬山の風景が年賀状に使用してますというか
年賀状の写真を撮るのが冬山の目的にもなりつつあります。
印刷された状態の年賀状にプリンターで宛先も処理して
差し出す方が増えてますが私の場合は
ある意味命がけの年賀状なんですね…(大げさだね(ノ∀`)ペチョン)
「行者小屋」で10本爪をミックス用の「チェーンスパイク」に替えてます。
帰りは往路とは反対の「南沢ルート」です。
ごつごつと岩が雪から見え隠れするミックスルートではチェーンスパイクが
便利なんですね~
テカ前回は滑り止めなしで下っていき最後の最後の凍結した箇所で
思いっきり滑って転んでしまったからなんです(ノ∀`)ペチョン
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13時ジャスト!スタート地点の駐車場に無事帰還できました。
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小淵沢から中央道に入る手前のコンビニで軽食をとってから
高速に入りましたがこの日は渋滞無しで横浜まで戻れました。