初登りは初「赤岳」 [山登り]
新年あけましておめでとうございます。
今年一年が皆様そしてご家族の素晴らしい年であることを
心からお祈り申し上げます。
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去年の暮は北アルプスに入っていた為
帰省は大みそかの晩になってしまいました。
翌日は毎年恒例の実家での新年会です。
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それにしてもいい天気に恵まれたお正月でしたね。
統計的にも太平洋側の元旦って極めて降水確率が低く
私の記憶でもここ20年で雨だった正月って1回しかないような…
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で、あまりにも天気がいい為、元旦の晩に一度横浜に戻り
本来、北アルプスの翌日に登ろうと計画していた
八ヶ岳登山に出掛けてしまいました。
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「八ヶ岳」という百名山はありますが
「八ヶ岳」という山は無くて八つの峰を総称して八ヶ岳と呼びます。
その中でも2899mの一番高く
八ヶ岳の主峰と呼ばれる「赤岳」に初挑戦です。
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横浜を午前3時前に出発し中央道小淵沢ICから車で約1時間
ごつごつとした林道を進むと現れる「八ヶ岳山荘」に一日千円の
駐車場代を払って午前7時30分スタートです。
ちなみにこの季節は駐車場まで雪は皆無でした。
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しばらくは樹林帯を登ります。
駐車場までは雪はないのですが歩き始めるとすぐに地面は凍結が始まってます。
山道も所々雪が見え始めますがまだ滑り止めは必要ないレベルです。
お正月二日目ということもあってすれ違う人は少なく
静かな樹林帯を黙々と進みます。
そして樹林帯が開くと八ヶ岳のゴツゴツが天に見えてきました。
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午前9時 樹林帯から出るとそこには冬季はお正月のみ営業の
「行者小屋」が現れました。
リサーチ不足でこの季節は営業してないと思い
お金は車に置いて来てるため買い食いできず・・・(´・ω・`)
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ここで初めて10本爪装着です(`・ω・´)シャキーン
ちなみにこの日はミックス状態の雪が多ければと思い
チェーンスパイクも持参してましたが
必要ありませんでした。
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目的地の「赤岳」にはルートがいくつかあるのですが
最短ルートと思われる「地蔵尾根」を選びます。
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行者小屋裏から樹林帯を抜けると急斜面の山に取り付き
鎖場を数か所乗り越えるとお地蔵さんが出迎える
地蔵尾根に午前10時に到着。
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尾根に出ると遮るものが無いためすごい風が吹き荒れてます。
北アルプスでは氷点下仕様の厚手ウールインナー付きの皮手の下に
もう一つ薄手のインナーをつけてましたが
今回は薄手必要ないと思ったのが大間違い。
ほとんど体感温度は変わりませんね。
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おまけにその薄手はタッチパネル対応だから
皮手を脱げばカメラ操作が楽なのですが
今回は皮手脱ぐと裸の手ですから
今回は撮影回数が少ない少ないww
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地蔵尾根から見える富士山。
この風景を日の出時間に見るってのもいいですね。
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右側の稜線に見える山小屋が「赤岳展望荘」
そしてその頂上に見えるのが「赤岳山頂小屋」
私の前には一人上ってられるのが見えます。
私が頂上に到着した午前10時30分にはこの方と私だけの貸し切り状態。
セルフタイマーではカメラが風で動いてしまうほどでしたから
その方に写真を撮っていただきました。
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山頂からは長野県すべてが見渡せるような澄み切った世界が臨め
眼下には先ほどいた「赤岳展望荘」と地蔵尾根が見えます。
その先には見えるのが「横岳」でその稜線を進むと「硫黄岳」です。
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八ヶ岳は南北に30数キロ広がる山域でして
南は今回のようにゴツゴツ感むき出しですが
北八ヶ岳となると森が深く湖が点在したりして
同じ八ヶ岳でも南と北ではその雰囲気は全く違うそうです。
今回は冬景色の八ヶ岳でしたが高山植物に覆われた
夏の八ヶ岳ってのもいいなぁって感じました。
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下山は13時ジャスト「赤岳山荘」
帰りも行者小屋で滑り止めを外して降りてきたのですが
凍結した箇所に気付かず黒帯有段者に払い腰された様に
すさまじく転んでしまいました。
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その晩は清水の健康ランドで5kmラン&サウナトレして
再度実家に帰省しました。
これが私の2016年初登りと初ランとなりました。
しかしお山はこれでしばらくお休みです。
1月末の「館山フル」と3月の「板橋フル」
そして5月の初ウルトラ「野辺山」に向け走り込みです。
それでは1年頑張って行きましょう(^_-)-☆