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ぼっち散歩 @両国 [大相撲]

大相撲五月場所七日目を観戦しに行った私ですが

前相撲を観戦した後は序の口や幕下の相撲も観たかったのですが

両国の街をぶらりお散歩しました。

国技館は朝から夕方までいられますが一度だけ再入場できます。

国技館からJRガードをくぐって進むと歩道脇には歴代横綱の像と

手形が飾られたモニュメントが点在します。 

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そして300Mほど進むと京葉道路との交差点に出ます。

そこに建つのは今回訪問してみたかった場所「回向院」です。

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朝9時過ぎでまだひっそりした境内です。

中を進むと右手には「ここはホテル?」と見間違えてしまいそうな

竹林に囲まれた建物が現れますがこれは「念仏堂」です。

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ここは一体何のお寺?と思われるでしょうが

実はここ回向院は江戸相撲発祥の地なんです。

当時、公共社会事業の資金集めの為

寺院境内で相撲を執り行いそれが今日の大相撲へと発展したのです。

そしてそれは明治後期まで春夏2回、約80年間にもわたったのです。

境内での興行はその後明治の大建築家「辰野金吾」設計による

通称「大鉄傘」の旧「国技館」が回向院に隣接して完成し

興行は戦後まで続きました。

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旧「国技館」は戦時中は兵器工場になったり

戦後はGHQに接収されるなどで相撲興行は出来なくなり

そのあいだは仮設の場所を移転しながら興業は続きましたが

蔵前に2代目国技館が完成することによって落ち着きます。

ちなみに旧「国技館」は上の写真にあるようにGHQから返還された後は

「日本大学講堂」となりましたが老朽化が進み解体された跡地は現在

商業施設となってますて当時の土俵跡にはそれが分かる様に

中庭にはサークル模様にタイルが貼られてます。

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そんな相撲発祥の地である回向院ですから中には

歴代の相撲年寄りを慰霊する「力塚」という大きな石碑もあります。

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境内の奥にすすむと緑が豊富で正面には銀杏の木が見えてきます。

この木は幼少の頃の芥川龍之介が登って遊んだといわれてます。

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そして中に進むと・・・

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なんと!「鼠小僧次郎吉」のお墓がありますよ~(^O^)/

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江戸時代に暗躍した窃盗犯ですが

金持ちから盗んだ金銭を貧しい家庭に投げ込むという噂で親しまれ

沢山のお芝居や歌舞伎にもなってます。

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そんな彼の石碑を身に付けているといい事があると言われてるそうです。

しかし本物の墓石を削ったらお墓が無くなってしまうため

墓石の前に削り用の石が建ってます。

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石ころで削って私も「いいことがありますよーに」と願をかけ

粉をティッシュに包んでズボンのぽっけにしまいました。

鼠小僧のお墓の隣には猫塚があります。

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回向院は動物慰霊のお寺でもあり

かわいい猫の像にはたくさんのお供え物もありました。

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小一時間の「回向院」散策でしたが中々興味深い場所です。

この季節は青々した木々の風景でしたが

紅葉の秋の風景も楽しそうな場所ですね。

【追 記】

「いいことがあるように」と願をかけ削った鼠小僧の石碑ですが

ズボンのポケットに包んだティッシュを入れた事を忘れ洗濯した為

後日ひどい目にあってしまった私でした(ノ∀`)ペチョン

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(ノД`)・゜・。(ノД`)・゜・。(ノД`)・゜・。(ノД`)・゜・。(ノД`)・゜・。

5月23日の走行距離 8km


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