雪山シーズンラスト @仙丈ケ岳 [山登り]
昨日の土曜日は「アナと雪の女王」観に行こうと誘われましたが
週間天気予報みて雪山計画してしまっていて断ってしまいましたが
奇しくも今回の訪問先は南アルプスの女王と呼ばれる
「仙丈ケ岳」標高3032mでした。
つまり「南アと雪の女王」ですね(ノ∀`)ペチョン
アクセスは南アルプス周辺はマイカー規制がされていて
一般的なのが伊那市の「仙流荘」に車を停めそこから発車する
南アルプス林道バス(往復2080円)で登山口まで行きます。
シーズン中(6月15日から11月中旬)までは登山口直下の北沢峠
まで運行するのですがこの季節は道路に雪渓が流れているので手前の「歌宿」
まででそこから登山口まで30分ほど林道を歩きます。
今回の計画は日帰りピークハント!
その為には始発のバス6:05に乗るのが絶対条件!
が、家を出たのが3時間睡眠とっただけの午前2時でして微妙なタイミングでしたが
5分前に駐車場に着きギリギリセーフでした。
しかし地図時間では往復10時間弱
地図通りの時間なら最終バスに45分の遅刻ですからタイムアタック的な行程となります。
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この日の始発バスには乗客12名。
内4名ほどはスキー板かついでました。
6:45 歌宿で下車すると鋸山を正面に落石や残雪の林道を進みます。
7:15 丹渓新道入口から登山道に入ります。
この数日間先行者はいない模様で消えかけたトレースが一人分あります。
先客がいればその方の後に着けば安心ですが
初訪問先では少々不安です。
それでも樹林帯ではルート案内の赤テープが目安となります。
そして2000mを超えると雪道となります。
トレースを見ているとたまにご愁傷様と言いたくなる様な
ヒザあたりまでの深さに踏み抜いた跡があります。
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森林限界を抜けるとトレースが見えにくくなりついには見失います。
おまけに赤テープは夏山時期の名残で冬山ルートが分からず
立ち止まりGPSで確認すること数度・・・
これはタイムアタックどころではありません(´・ω・`)
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でも雲一つない青空と遠くに見える中央アルプスに癒されます。
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馬の背まで来ましたが大分タイムロスしてしまってます。
でも前後左右まったく踏み跡のない雪原が気持ちいい~
踏み込む度に薄い氷が割れパリパリ言ってます。
藪沢からの合流ポイントまでで地図時間と同じ4時間半かかってしまいました。
目の前には綺麗な仙丈ケ岳のピークが光ってます。
ここからだと残り1時間強で行けるのですがすでに時間も正午前です。
今回は絶対最終バスに乗らなければならない為
(まあバス停から14km先の仙流荘まで歩くという選択肢もあるのでが・・・)
今回はここが終点!まわれ右して撤収です(ノД`)・゜・。
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しかしその後が今回の一番の出来事でした・・・
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帰りは自分のトレースを追えば楽と思っていた復路ですが
登りでは何度かハイマツの中を歩いたりしたためルートを見失います。
そして溶けだしている雪の為アイゼンの爪が効かず
2度ほど3mほど滑落しそのたびにルートを見失います。
往きでは愁傷様と言いたくなる様な踏み抜きを見てきましたが
その自分が今度は腿のあたりまで何度も踏み抜きます。
重心が前に行った状態で足が埋まり固定されるから
ヒザが骨折するのではと思うほどです。
数m滑り落ち雪を踏み抜きながらルートに戻る事数回。
やっと樹林帯に戻った時にはホットしました。
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積雪はあっても大分溶けだしているからなのかこの日山で見かけた人は
私が下りている時に登っていた二人組だけでした。
この時期はみなさん避けているのかな?
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余裕を持って復路に就いたつもりですがバス停には30分前の到着でした。
これがギリギリでの行程だったら急ぐあまりに注意力散漫になり
最悪なルート逸脱いわゆる遭難に近い状態になっていたと思います。
今回は良い教訓となりました(ノ∀`)ペチョン
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駐車場を出たのが17:00、きつい渋滞が発生してるだろうと
諦めていましたがこの日は中央道も東名も渋滞ナッシングです。
先週のGW後だからみなさん本日自宅休養かな?
去年は上高地から横浜まで7時間かけて帰って来たこともありましたが
今回南アですがなんと3時間半で帰還できました。
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今回が雪山シーズンラストですね。
これからは夏山シーズン!ますますwktkですね(^O^)/