リベンジ奥穂高 @北アルプス [山登り]
先週の土、日、月曜日は三連休ではありませんでしたが
21、22、23日は天気もよくまさに晴れて三連休の私でした。
やはり三連休あれば山に行きたくなり7月に雨、雪、ガスで
200m下にある山荘までは行けたものの登頂をあきらめた
北アルプス奥穂高(標高国内3位)にリベンジです。
前回は上高地側からのアクセスでしたが
今回は槍ヶ岳でも利用した奥飛騨である新穂高温泉口からのスタートです。
パオラマ風景が続く人気の上高地ルートに比べ
日陰の林道、森林帯、長いガレ場、単調な風景と若干不人気なコースである
「白出沢(しらだしざわ)ルート」
おまけに地図表記では登山口から山荘まで9時間あるのに
途中休憩場所やトイレ、水場が無くまけに足場が悪くとにかく疲れます。
登山口でもある新穂高温泉の駐車場を6:30に出発
穂高平小屋に7:00に着きここで体を軽くします。
この先はゴールの穂高岳山荘までトイレなしです。
8:00 槍ヶ岳方面と奥穂方面の分岐「白出沢出合」でルートを折れると
すぐに森林帯の山道となります。
1時間ほど歩くと山林帯から抜け白出沢沿いの山崖ルートとなります。
左手にある梯子をのぼり崖伝いにカニ歩きです。
9:50 荷継沢出合
ここからはこの谷間のルートをただただ上るのみ
草木が生えている場所は赤いテープで道を誘導してくれてます。
振り返るとこのルートでただ一つの楽しみである「笠ヶ岳」が臨めます。
下界では巨大な壁のような笠ヶ岳も目の前の塀に見えます。
11:00 おやつタ~イム!!
ありゃ?気圧の関係でスナック菓子がパンパンです。
ルートは草木もなくなりガレ場とザレ場です。
先週の台風で石が流れた様子で道しるべとなるペンキのマーキングがなかなか見つけれず
苦労しながら登っていると・・・
おじさん登場!
「やぁー!!」
「お、おう、こんちわ」
石川県から来られたご夫婦の旦那さん!
聞けば北アルプスのとあるピークの頂上看板をご自身で作られて昨日設置してきたとの事。
「いや~、そこは私が明日行く場所でもあるんですよ」
と意気投合して奥さんとも10分ほどの立ち話。
疲れていた体が自然とリフレッシュされました。
下山してからの温泉が楽しみと話されながら下っていかれました。
(ご安全に・・・)
さあ!私もガンバンぞー (`^´)/ フンガー
しっかし相変わらず景色に変化なし・・・
11:00
12:00 多少雲がなくなりました・・・
13:00 ようやく「穂高岳山荘」到着でーーす1
前回訪問からして約2か月ぶりですが前と違って青空です!
景色もばっちり!
山荘の裏手から「奥穂岳」山頂に続く登山口があります。
とがっている場所はピークではなく頂上はここからは見えません。
前回訪問の7月の時とは雲泥の差ですね。
まずはこの2段階の階段をクリアーしてちょっとした鎖場を抜けると
あとは岩場の稜線を上っていくだけです。
ただし空気は薄く疲労マックスですからぜーぜー言いっぱなしです。
×マークはルートが違いますよ!って意味で矢印や〇で進行方向を教えてくれます。
おお!頂上が見えてきました(真ん中が奥穂のピーク)
左に伸びる稜線は「前穂高」から続く「吊尾根」
人が一杯ですね。
みんなこの晴れ間の連休を待ち構えていたんですね。
そして私も2か月ぶりにリベンジ達成しました!
これで国内標高1位、2位、3位、 、5位の制覇です。
4位は今年は無理かな?
東には常念岳、大天井の表銀座の山々です。
そして眼下には上高地の観光エリアとその先には大正池もくっきりです。
そして南西の方角には・・・
明日のメインディッシュである連続したピークとその終点である「西穂高」(写真中央の山)も見えます。
西穂までいくつピークがあるのか?
北アルプスで一番危険と言われるこのルートの味見だけしてこの日は山荘に戻ります。
いつの間にかテン場も増えテラスもくつろぐ登山客で一杯です。
この日は今シーズン一番の賑わいでしょう。
当日5段階に分けられた夕食には一回目の17:00からにありつけた私は
その後は夕日を眺めながら秋の夜のとばりを待つのみでした。