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燕岳 @北アルプス [山登り]

8月最初の金曜日は3日に1度の「早く帰ってええDAY」です。

早くと言っても残業1時間で勘弁したるわって程度ですが

休み前だとラッキー!って感じになります。

そしてこの週はずうっと山岳天気予報とにらめっこしてましたが

日々傘マーク点灯がこの土日は晴れマークです。

 

これは行くっきゃないと金曜の仕事が終わると自宅でザックに着替えやら

雨具を詰め込み先月来の再訪となる北アルプス目指してレッツラGO!

 

前回の奥穂のリベンジもしたかったのですが新鮮さを考え今回は初訪問となる

「燕岳(つばくろだけ)」です。

独特な風景の山頂写真を幾度と雑誌で見たりソネブロの「ひさみね」さんの

記事に毎年触発されて前々から訪問したいと思っていたお山です。

 

自宅からナビでは4時間20分の道のりをほぼトラブルなくスムーズに移動でき

登山口の駐車場に深夜1時に到着です。

50台ほど停められる公営の無料登山者用駐車場は運よく空きスペースが

1台だけありました。 

 

そして夜空を見上げると・・・

 

 

 

( ゚Д゚)なんじゃこりゃぁ!!!! (ジーパン刑事風に・・・)

 

 

 

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満点の星空!プラネタリウムかっ!ってほどで

下界ではまず見ることが不可能と思われる星!星!星! 

(ちょっと撮影能力がなくて画像処理でなんとか・・・)

 

車中泊はマジ寒かったです。

寒さ対策はザックに詰めてある防寒着だけでしたから 

半そで短パン状態では寒くて寒くて・・・

 

朝は4時半に目覚め前日買い込んだサンドウィッチ食べて

着替えをし準備を整えいざ出発です。

 

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AM 5:07 標高1410m

登山口に一番近い第一駐車場から500m先の登山口を目指します。

 

 

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AM 5:20 

登山口である「中房温泉」に着きました。

 

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さすが人気のある「燕岳」への玄関でも有る為

朝からすごい人であふれています。

この「中房温泉」立ち寄温泉でもあり宿泊、テント場もあります。

 

 

そして頂上までは途中に1か所しかトイレがありませんから

しっかりここで用をたしたり水の補充をし

AM 5:30 出発です。

 

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コースのイメージはこんな感じです。

北アルプスの中でも急登山としても有名な「燕岳」です。

標高1460mの温泉口から移動距離6.5km 標高差は1300mですから

平均斜度は24%ですね。

その急な登りはイントロもなくいきなり現れます。

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この日の服装は寝起きの寒さからファイントラックのスキンメッシュタンクに

半そでTシャツ着てその上にロングTシャツでしたが

ものの5分で汗が湧き出します。

 

AM 5:52 第一ベンチ 

 

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温泉口から1km通過すると現れる休憩所です。

ベンチが用意されていてここで服装のチェンジです。

ロングTを脱ぎ半そでに変更します。

脱いだロングTは汗で重くなってます。

ちなみに今回の下はランニングで使用している7部丈のCWXタイツにBOXパンツです。

 

上を見上げると何やら鉄塔があります。

これが有名な山の途中にある山小屋の物資運搬に使われるケーブルです。 

 

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しかしケーブルが向かう山の上層部はガスにおおわれています 。

 

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AM 6:15 第二ベンチ 

 

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標高は1620mとなってます。 

 

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ここで5分ほど水分チャージしておきます。

周りは朝一から出発したお年寄りの団体が休んでいらしました。

みなさん70歳前後の様で元気もりもりって感じです。

 

この山は先に述べたように北ア有数の急登と言われてますが

そのきつさは登山口からこの第二ベンチまでって感じで

この後は200mほどの尾根っぽいルートが現れたりします。

一応トレッキングポールも用意してありましたが結局使用しませんでした。

 

 

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根っこが階段に変化してしまったものや

こちらの根っこは手すり状態になっていました。

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AM 6:38 第三ベンチ 

温泉口から2.7kmでルートの丁度半分ってとこかな。

このあたりでようやく下山してくる人とチラホラすれ違います。

 

 

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AM 7:08 富士見ベンチ

 

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名前からしてこのあらりから富士山が見えるのかな?

ここも素通りした為風景を観察し忘れてしまいました。

 

そしてこのあたりから今まで泥でぬかるんだ土であったりした登山道が

砂っぽく変化してます。

そして側面にはむき出しとなった・・・これが花崗岩かな? 

 

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 ふと見るといつの間にか雲が眼下に見えてます。

そしてはるか彼方には北アルプス尾根が見えてますよ~ ( *´艸`)

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おお!お子ちゃまが下ってきました。

「おはようございます!」

臆する事無く元気にあいさつしてきます。

「おはよう!何年生?頑張るね~」

山でのすれ違いざまの会話は登山の楽しさを増します。

 

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そーいえば前回の北アルプス涸沢の大雪渓の中ですれ違い時に話こんだ単独行の

女子の笑顔を思い出してしまいました(ノ∀`)ペチョン

話しながら2人して横滑りしてんだもんww

 

 

と、感慨にふけっているとまたも視界が開け

よーく見ると北アルプスの雄峰「槍ヶ岳」の頭が見えてます。

 

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そして今回の楽しみの一つであるお待ちかねポイントまで5分の表示が・・・  

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AM 7:35 合戦小屋 

ここは宿泊はできないもののルート上ただ一つの山小屋で

売店と食事が充実しています。

(今回トイレは登山開始と終了の時に登山口でしか利用してなく

ここでのトイレが有料なのか確認できませんでした)

 

 

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そしてここでの楽しみは北アルプスの中でも有名な

ふもとで採れたばかりの新鮮なスイカです。 

 

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大玉を1/8カットして800円はお山価格ですが

溜まった疲労を解消するには十分すぎる甘さです。 

 

 

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店先では8時前ですが登山客で賑わっていました。

その向こうに見えるのが冒頭で紹介した荷揚げ用のリフトの巻き上げ部分でして

この施設で登山口から日に数度荷揚げすることで他では見られない

豊富なメニューを実現させているんですね。

 

30分ほど休憩して再出発です。

おお!目指す「燕岳」と山頂の小屋「燕山荘えんざんそう)」が見えてます。

 

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先ほどから見え隠れしていた「槍ヶ岳」が穂高連峰と一緒に顔を突き出します。 

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花には縁がありませんが可愛らしさはわかるとばかりにカメラに収めます。

 

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振り返ると雲海が正に大海原の様な風景を作り出してます。

水平線でなく雲平線までクッキリです。 

 

 

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するとまたまた下山客とのすれ違いです。

時間からして「燕山荘にお泊りでした?」と声を掛けるとこの方々は

関西から来られた ご夫婦でして山荘の混み具合や山荘主人が

「いままで天候不順でしたがこの日が夏山初日です」と語っていた事を

教えてくださいました。

 

ルートの情報交換だけでなく山の素晴らしさを聞くだけでわくわくして

きちゃいますが2度とお逢いすることのない方々です。

5分ほどの立ち話は「ご安全に・・・」の言葉でお別れとなってしまいました。

 

いつのまにか「燕山荘」がかなり大きく見えてきましたよ~ 

 

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AM 8:40

出発してから3時間20分 ようやく「燕岳」山頂の山小屋「燕山荘」到着です!

 

 

 

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本場スイスの山小屋の風景と言われれば信じてしまう綺麗な山小屋は

北アルプスの中でも人気の建物ですが

この山荘から見える風景は今まで登ってくる間に見てきた風景とは全く違い

これこそが「北アルプスのパノラマだ!」と言わんばかりの風景が待っていました。

 

                                         ( ・・・つづく)


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