山登り お食事編 [山登り]
今回の山登りの宿は今年で設立90年を迎える「穂高岳山荘」です。
一泊二食で一人9000円。
個室も完備されてますがそちらは要予約で
一般の登山客は予約は不要です。
今年は宿泊客に記念の山荘巾着がプレゼントされてます。
雨を防ぐゴアテックスのシューズですが靴下はビショビショ…
レインウェアの下のシャツも汗なのか雨なのかわからないが
グショグショでしたからチェックインと同時に乾燥室に
飛び込み濡れたものを乾かします。
到着が13時でしたから 山荘は閑散としていて
窓ガラスを叩く風の音が響きわたります。
着替えを済ませ遅めの昼食をとります。
しょうゆラーメン850円!
ニャンコ舌の私でもこの温かさには冷え切った身体が喜びます。
こちらの山荘の各部屋は北アルプスの名山の名前が付けられてまして
私の部屋は「燕岳(つばくろだけ)」でした。
壁には各人用に数字が貼られそこが自分のテリトリーとなります。
この部屋には1番から30番まであり
繁忙期には畳一枚を二人で使用する事になるでしょうが
この天候の悪さから宿泊者も少ない為結局この部屋の利用者は
8名だけで余裕でしたが他人のイビキの音を大きくさせただけでした。
山荘は自然発電の照明と薪ストーブが暖かな炎をゆらめかさせてます。
図書室の壁には初代オーナー夫妻のお写真がかざられてます。
何度か外に出ては奥穂高を見上げ登頂のチャンスをうかがいましたが
やはりダメですね。
玄関前には大きな石テーブルが並び天気のいい日には
綺麗な夕日が目の前に広がるそうです。
夕食は17時からです。
下界と変わらぬメニューに顔がゆるみます。
コロッケにサバの塩焼き!
これらが温かいからまたまた驚きです。
ご飯はお代わり自由!
一気にがっついてしまいました。
それから消灯の21時までは周りの猛者の山の話を聞きながら
ゆっくりと時間が流れていきました。
翌朝は連日の睡眠不足で気分が悪く少々頭痛もあったが
無理してでも朝食をとりました。
でも考えてみたらお茶碗で白いご飯食べるのなんて
去年の修善寺旅館での食事以来では?
普段の食生活より山小屋の食事の方がしっかりしてます。
前日は通り過ぎただけの徳澤ロッヂに隣接する
山小屋「徳澤園」で二日目の昼食です。
元々は牧場の番小屋であった建物が山小屋へ姿を変えた
この施設は作家 井上靖が「氷壁」を書き下ろした宿です。
そしてこちらは外来食堂が充実していて二日間で見てきた
山小屋の中で一番賑わっていました。
そこでの私のオーダーは「山の野菜 手づくりカレー」850円!
壁に掛かった木札のメニューの文字が小さくてオーダーする際に
「えーと、山の…山の…野菜の〜」
と、目をショボショボさせてたら女子の店員さんに
「ハイ!カレーですね!」
(´・ω・`) ショボーン
だったら簡単にカレーって書いてよ…とひとりごちます
この頃には朝の頭痛も無くなりだいぶスッキリとしてきました。
次回山小屋泊では耳栓が必需品であると実感した旅でした。