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目指せ標高3位!奥穂高岳! [山登り]

12日の金曜日はあいにくのこってりモードのお仕事の為

帰宅時は就寝タイムの二時間前でした。

今回の計画は上高地から涸沢を中継して奥穂高まで一気に登る

まさに弾丸ツアーでして山岳地図だと上り10時間コース。

まぁ10時間はかからないとしても15時位にはその日の

行動を終えたいためスタートは遅くても6時前にしたい!

って事で仕事から帰るやシャワーを浴びただけで高速をかっ飛ばし!

 

ぐがぁっ!さすがに睡魔には勝てずものの2時間でKO(´Д`;)アヒ~  

 

去年の北岳の二の舞いだけは避けたくきっかり2時間だけ

仮眠をとり予定通り13日早朝4時に到着です。

 

一年を通してマイカー規制の上高地へは麓の沢渡バスターミナル

周辺の市営駐車場に車を停めバスまたは乗り合いタクシーで向います。

駐車場は一日500円、4人乗り合わせてのタクシーは一人1000円です。

 

マイカー規制の門である釜トンネル開門は朝の5時ですが

繁忙期は4:50位に開くそうで今回は4:55に通過し

上高地バスターミナルには5:10に到着です。

 

 

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バスターミナルはこの時間でも人!人!人!

その全ての方が登山者です。

朝飯は高速を走りながら食べてきましたからトイレを済ませ

ソネブロに記事投下して出発です!

おーし!待ってろ奥さん!ヽ(`Д´)ノ フンガー

 

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この一週間は山岳天気予報とにらめっこしてまして

穂高岳周辺は平日は晴れマークのオンパレードでしたが

土日は曇り時々雨…

しかしこの日はスタートの時から小雨模様…

一気にテンションがサゲサゲの始まりでしたが

沿道を流れる梓川の綺麗さになんとか救われます。

この透き通ったエメラルドグリーンの川面!

ここに飛び込んだら花京院のエメラルドスプラッシュを

リアルに体験できるんだろうなぁ〜

と、一般人にはわからない事を想像しながら進みます。

 

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バスターミナルから3kmの明神館に着く頃には雨粒も大きくなり

軒下でレインウェアの上を着込みます。

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明神館から3.5km進むと現れる徳沢ロッヂに6:50着。

テント場には炊事場やカマドもありみなさん朝食の準備に

取り掛かる様子です。

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今回のコースは定番の明神岳の屏風岩を左巻きして涸沢に出るルートです。

横尾山荘で 槍ヶ岳を目指す連中と別れ涸沢方面である

吊り橋を渡ります。

バスターミナルからこの横尾山荘までの距離は11kmの

フラットの為、上高地から散策路としても人気がある様ですが

この吊り橋を渡ると登りの始まりとなります。

 

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横尾山荘から1時間

そこに、架かる本谷橋。

そこまでが緩やかな登りだったものが急登りに変わり

路面もゴツゴツのガレ場となります。

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9:40 涸沢の手前まで着たら雪渓が現れます。

連日の猛暑でだいぶ溶けていると思ってましたが

所々はカチカチに凍ってます。

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9:40 涸沢の道標に到着ヽ(^。^)ノ 

ほとんど雪山の風景でビビリながらの足取りで

映画「ガリレオ 容疑者X」の一場面が思い浮かびます。

 

左に行けば「涸沢ヒュッテ」右に行くと「涸沢小屋」です。

奥穂、北穂へは「涸沢小屋」裏手からのルートです。

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そしてようやく10:05   標高2350m「涸沢小屋」到着。

ベランダからは向いの「涸沢ヒュッテ」が見えます。(写真左下)

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さて、ここまでもかなりの雪渓でしたがなんとか登ってこれました。

しかしこの先はノーマルでは危険な為

6本爪のアイゼンを装着します(`・ω・´)シャキーン

持参したおにぎりを一つ頬張り雪山アタックです。

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前回の記事の最後に「涸沢小屋」の風景とガスに覆われた写真を載せましたが

本来なら下の看板の様なステキな眺望が期待できたのに…

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さすがアイゼン装着だとサクサク登れます!

雪が無ければ岩肌なのかな?

それを考えると雪山の方が楽なのでは?

涸沢ヒュッテがだいぶ小さくなってます。

ここまで来ればアイゼンを脱着しても大丈夫。

 

 

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しかし同時に奥穂高への最初の難関「ザイテングラード」が立ちふさがります。

ここまで来ると疲労の蓄積と空気の薄さで少し体を動かしただけで

休みたくなります。

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鎖場や鉄ハシゴを使い尾根をコツコツと登る事1時間

穂高岳山頂手前の稜線に建つ標高2996mの「穂高岳山荘」

に13:00丁度に到着ですヽ(^。^)ノ 

 

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しかし、周囲はガスガスで雨風が吹き荒れ

時には突風が空気を割いて突き抜けます。

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奥穂高の山頂へは小屋の裏手からのルートとなり残りの標高は200m。

ほとんど垂直な岩盤を登れば後は頂上まではなだらかな稜線と聞いてます。

上の写真は一瞬ガスが消えた瞬間を撮影しましたか

すぐにガスと雨にかき消されます。

無理して登るのは危険と判断しこの日は早々に山小屋にチェックインしました。


目安の時間では小屋から山頂まで50分、下りは30分とあり

タイミングが良ければ夕方にでもと外ばかりみてましたが

天候はより悪くなる一方で山岳天気予報も「曇り時々雨」が

「雨または暴風雨」に変わってました。


夜中はその風の音と周囲のイビキの輪唱に悩まされ

前の晩2時間しか寝てないというのに全く眠れませんでした。


翌朝6時、身支度して小屋を出るも前日と変わらぬ悪天候。

体感温度は5〜8度ってあたりかな?

とにかく寒い!冬山の装備が必要かも?ってレベル。

私はもしもの為にと薄手のダウンを携帯していましたが

布団の中でもそれを着込んで寝てた位です。

そして二日目は予備のTシャツを重ね着してダウンと

レインウェアで寒さをしのぎます。

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無理して登る事はできたでしょうが

登頂しても景色は楽しめそうもなく今回の楽しみの一つ

年賀状用の写真も収める事も無理と判断し

天候が悪化する前に下山する事を選択しました。

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涸沢カールへ降りる際には一瞬遠くの雲が途切れ向いの

「蝶ケ岳」の山頂が臨めました。

 

今回は登頂できずちょっと残念でしたが

途中しばらく一緒に下山したおじさんは

「山は逃げねぇー、無理して怪我したら後悔しきれねぇ」

って語ってました。

まさにその通りですよね。

私は次回にリベンジって事で上高地へ下って行きました。

 

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日曜の昼の河童橋周辺はカジュアルな老若男女で賑わっていました。 

 


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