次なる場所は… [お出かけ]
すでに何名かの方にはおわかりだった様ですね。
深川江戸資料館を後にしたワタスの次なるスポットは
歩いて10分と離れていない「東京現代美術館」でした。
そこでは「館長庵野秀明 特撮博物館」が展示されていました(~10月8日まで)
庵野(あんの)さんとは映画監督ならびにプロデューサーで最近では
エヴァンゲリヲンの生みの親と言えばお分かりでしょうか?
ワタスの自宅にも何点かエヴァ関係のフィギアが並びます。
で、こちらの展示物をHPからの言葉をお借りして説明すると
『庵野さんの創作活動の原点であり多大な影響を与えてきたのが
幼少期からこよなく愛してきた「特撮」です。
しかし現在、「特撮」はCG技術の発展と共に形を変え貴重な財産である
ミニチュアセットや小道具などは破棄されたり散逸されつつあります。
その状況をなんとかしたいと庵野さんが「館長」となって
「博物館」を立ち上げたというコンセプトで開催されています。』
会場内には昭和の特撮物の撮影で使われた模型が所狭しと並んでます。
ウルトラシリーズ歴代の戦闘機からゴジラ関係、ガメラ関係の品々と
そこで使われたセットの一部もあります。
折れ曲がった東京タワー、崩れた国会議事堂、銀座和光ビル
どれも、これも興味深い品々が延々と並びます。
しかしそこは写真撮影禁止です。
そしてこの「博物館」のもう一つの目玉が特撮短編映画「巨神兵 東京に現る」です。
巨神兵とはジブリ映画「風の谷のナウシカ」に登場する人工生命体であり
「火の七日間」で世界を焼き払ったと言われる巨人です。
ナウシカではベジテの地下で玉子の状態で発見されるも腐海に落ちてしまいます。
それをクシャナが蘇生させるも不完全の状態で覚醒させたため
ドロドロの状態でオームに立ち向かいフロントビームを発射するも
身体が腐り落ちて絶命してしまいます。
実は庵野さんはこのシーンの担当をしていたのですって!
そしてこの絵コンテのノートも陳列されていました。
そしてこの巨神兵が東京に突然現れ街を崩壊させていくという
10分弱の実写映画が館内で放映されてます。
完全入れ替えでないため2度3度見てもいいようですが
ワタスは時間がなくしぶしぶ一回でした。
その映画のメイキングビデオも見る事ができたり
特撮の手法なども紹介してくれてます。
怪獣の迫力を出す為にハイスピード撮影をしたり
ビルが木端微塵に爆破する撮影では天地逆で撮影する事で
屋根の吹っ飛び方が迫力を増すといったアナログではあるが
まさに昭和の技法に驚きです。
ヒッチコックの手法にも通じてますね。
そして最後のスペースには「巨神兵 東京に現る」で使用した
ミニチュアセットが広がっていました。
ここからは撮影おkです!
下の写真は1/6ミニチュア部屋から外を覗くという「内引き」の撮影スポットです。
隣りの電柱も1/6ですが離れた民家の屋根は1/10で遠くのビル群は1/25
に設定して部屋の窓から正面を見ると違和感なく、
そこに立つ1/1の人間が巨人に見えるといった撮影スポットになってます。
13時30分に入館し急ぎながら見て回り1時間弱。
本当は2~3時間滞在していたかったのですがこの時で14時半。
すでに十両土俵入りの時間ですので慌ててタクシーで国技館に向かいました。
【住所】東京都江東区三好4-1-1
【開館時間】 10:00~18:00
【入館料】 当日券¥1400 前売券¥1300
ちなみに当日券をもとめる列はこの日30分待ちの行列でした。
セブンイレブンでも買える前売りがお得です。