日本の楯 (たて) その2 [海上自衛隊]
こんごう型護衛艦2番艦「きりしま」
排水量:7,250㌧
全長:161m
最大幅:21m
エンジン:ガスタービン4基10万馬力
速力:30ノット
製造:三菱重工長崎造船所
初代は第一次世界大戦、第二次世界大戦で活躍した戦艦「霧島」
それは我が国最初の純国産戦艦でした。
ちなみに戦艦とは大砲を主要兵器とするもので
航空母艦が第二次大戦の実戦で戦力を示すことにより
次第に活躍の場がなくなり自然と除籍となっていき
現在において戦艦の所有国はゼロです。
そして我が国において現在防衛の要となっているのが
イージスシステム搭載の護衛艦です。
アメリカ開発のイージスシステムは洋上において世界最強でしょう。
そのためアメリカは相手国の国力、信頼関係を考慮して
システムの提供数を審査します。
我が国のイージスシステム搭載護衛艦は6隻です。
イージスシステムの主たる能力はいち早く攻撃物を探知、追尾し
迎撃ミサイルを対象物に誘導することで
その為必要とされるのが艦の目であるレーダーです。
艦橋にはたくさんのアンテナが伸びていますが
艦橋の四方の壁に着いている四枚の八角形の板、
これこそがイージスシステムの目玉である平板アンテナ
フェーズドアレイ(SPYー1D)多機能レーダーであり、
移動式レーダーとしては世界最強の性能とパワーを有します。
甲板前部には54口径127mm速射砲が鎮座してます。
40発/分の連写速度で射程距離24k
(海上自衛隊 資料)
そして甲板の前部と後部の床面には下水処理場の様な
蓋がたくさん見えます。
これこそが1000km級の弾道ミサイルをも簡単に撃ち落とす
スタンダードミサイル(SM-3)と対艦ミサイルアスロックの
垂直発射装置の射出口です。
前部甲板には29セルにアスロックとスタンダードが装填され
後部甲板は61セル でこちらは対空専用のSM-3のみが装填されます。
(海上自衛隊 資料)
艦橋の前後中央には20mm機関砲
艦橋の右舷と左舷には四連装発射筒があり
ここから飛行距離110kのハープーンSSM(対艦)ミサイルが発射されます。
甲板後部には3連装短魚雷発射管が備わります。
艦橋後部に打ち上げ花火の筒みたいなのがあります。
チャフ発射装置です。
こんごう型護衛艦はステルス性を考慮して
角ばった艦橋や煙突にしてますが
それでも敵のレーダー照射を受けると自動的にレーダー探知妨害物質
を発射、散布するのが防衛兵器であるチャフです。
この日、基地内にはこの「きりしま」以外にも
「はたかぜ」 「たかなみ」 「おおなみ」等の護衛艦も停泊中でしたが
お子ちゃま達に人気だったのは
護衛艦「ちびしま」でした(ノ∀`)ペチョン
6月13日の走行距離 5km
6月14日 休足日
6月14日までの月間走行距離 102km