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江戸文字 根岸流 [大相撲]

お相撲さんの順位を表す番付は

年六回の本場所開催前の2週間前に発表されます。

同時に番付表が協会から配布され、それを各部屋へお相撲さんが持ち帰ります。

国技館でも一部50円で販売されていますが

ワタスはもっぱら月刊「相撲」の付録の番付表をJUN部屋に貼り出します。

 

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で、この特徴ある文字は 寄席文字と同じく「江戸文字」のひとつで

相撲字と呼ばれ現在ある形は創始者の名前をとって「根岸流」となります。

寄席文字同様に太文字ですが根岸流は直線的で余白が無い様に書きます。

それは、お客さんで席が埋まる事を願っているとの事だそうです。


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で、ここ何度か使用している夏場所初日に撮影した国技館のやぐらですが

ここにも番付表が掛かっていますよね。

これって番付表を拡大して印刷した様に見えますが…



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実は手書きなんです。

場所の2週間前に配布された番付表を見ながら初日に間に合うように

せっせと書き上げるのです。

ちなみにこれを書いている所は本場所中のお相撲さん達が使用する控え室なんです。

優勝決定戦の前に髪を結直す風景が映るあの場所です。

 

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で、驚く事にこれを書いているのは行司さんなのです。

実は行司さんのお仕事は土俵上のさばきだけでなく

場所に関する書き物も大事なお仕事であるため

相撲字の修得が必須となっています。

 

こんな風景は滅多に見れませんよね。

実はこれ、先月29日に行われた「横綱審議会大相撲総見」の日に

特別に開催された国技館バックヤードツアーに参加した際に

撮らさせていただいたお写真です。

 

行司さんって土俵上ではお相撲さんに体当たりされたり

土俵下に転げ落ちたりと大変ですがこんな裏方の一面もあるんです。

でも一番大変とワタスが思っているのは「呼び出し」さんです。

それはまたの機会にでも…

 

それにしても昨日は暑かったですね~(´ω`*)

一気に夏モードですが、フンガーフンガー頑張りました。

 

5月22日の走行距離     10km

5月22日までの月間走行距離     84km

 

 

 


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