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「東丹沢…」 第一関門~第二関門 [東丹沢トレイルレース]

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秋の箱根仙石原、一面ススキの丘を走り抜けるワタス。

5年前に雑誌で見た

トレイルコースを思い出していた…

「なんて気持ちいいんだろ~!!

トレイルランニングって自然を満喫できて

最高だなー!

ハハハ、ハハハ、ハハハ、ハハハ、ハハハ、ハハハ、ハハハ、ハハハ・・・・・・・・  

ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、アヒィ~!!

なんだこの上りはぁー?

これは拷問だどー!!」

                              

数日降り続いた雨の影響でぬかるんだ土の山肌を上りながら

心の中で叫んでいた。これは拷問だー!!

                          

                         

                                                                     

9時ジャストに第一関門である観光センター入口(10.8kmポイント)に到着。

給水を受けすぐに出発。

おやつの時間はまだです。

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すぐにアスファルトはなくなります。

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ガレ場はないものの直径50cmほどの落石がゴロゴロしている場所もあります。

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そしていよいよ本格的な山登りルートの入口でーす。

ピンクの蛍光色ジャケットはスタッフの方です。

要所要所に立ち安全を確保してくださってます。

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10m先をいく選手はすでに2m以上の高さにいます。

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ハセツネや北丹沢ではステッキ持参が数多く見受けられますが

このレース、ステッキは皆無でした。

(完走後の感想としてはあった方がいいですね。)

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岩を飛び越すちょっとした川渡りもありました。

男のワタスでも「おお!」とためらう為、女子は要注意ですな。

     

この後は傾斜率30%以上の山上りです。

10m進むと標高が3m上がる割合です。

山道は追い越しが不可能です。

前を行く選手の足跡を踏むように進みます。

     

進むペースも悪くなるためこの機会に行動食の補給をします。

ぬかるんだ山肌の為、何度も足を滑らしてしまう。

その都度バランスをとるため余計な筋力を消費してしまう。

足の負担を軽減するためにも手で掴めるものは極力使う。

立ち木、根っこ、岩、前の選手の足←これはダメ!

ハァ、ハァ、ハァ、頂上はまだか?

第一関門から頂上までは距離にして4km。

1時間は要してしまうだろう。

ハァ、ハァ、ハァ、休みたい…

でも休んだら次に動くのが嫌になってしまうだろう。

追い越し不可能な山道の為

自分が立ち止まったりしたら後方の選手の迷惑になってしまう。

もう強制的に山登りさせられている感じです。

(拷問だよ~これは…)

でも絶対立ち止まらないと決め一歩一歩踏みしめて行く。

徐々に尾根のような場所も出てきた。

頂上か?

おお、下りが始まる…

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ここにも大会スタッフの女性が立っていてくれてます。

(この為にあなたもここまで登られたんですね)

と思うと自然に

「ありがとうございまーす!」の言葉が出ます。

    

ワタス「この先はもう下りですか?」

スタッフ「そうですよ~」

ワタス「やったー!ルンルンだぜー」

スタッフ「      …姫次までは

    

ルンルン気分で下りを走りながら考えていた。

姫次までって?あれっ?

ゲゲゲ!また登り出現ーん!

そうでした、今最高点と思った場所は標高1292の榛ノ木丸で

その先1.7km先の姫次標高1433が最高点でした。

  

再度登りの苦行を絶えること数十分、

周囲はクマ笹におおわれ始めます。

クマ笹は標高が高い所に生息してますから…

    

「やったー!正真正銘の最高地点だー!」

でも立木に遮られ眺望は臨めませんでした。

    

かなりきつい傾斜率でしたねー。

その為登りの区間ではほとんど写真撮る余裕もありませんでした。

                   

そしてナント姫次の頂上には雪が残ってますよ~!!

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その後、正真正銘の下りの開始です。

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ガンガン飛ばします!

飛ぶように駆け下ります!

                  

大平分岐では登山客ともすれ違います。

最近トレイルランナーのマナーが問題視される声も聞きますので

ご迷惑をおかけしないように、しっかり挨拶をします。

「こんにちわー!おじゃましてまーす!」

                    

山ルールでは登り優先ですが、疾風のごとき駆け下りるランナーに道を

譲ってくれる登山客の皆さま。

ホントすみません…。

                             

ギャラリーがいると余計スピードが上がります。

調子に乗りすぎたせいか、大腿筋が悲鳴を上げます。

同じ角度で着地してるとダメージが集中してしまうと考え

横走りのように角度を変えながら下ります。

  

がぁ!

            

ここで痛恨のミス!

飛び越えたつもりの根っこに足を取られ前のめりに転倒!

どの様に転んだか覚えてませんが、目の前10cm位のとこまで

測量で地面に打ち込む石の棒が来ていました。

             

あっぶねー

                  

その後は慎重に下ります。

丸太の階段は滑るため要注意です。

               

枯れ葉におおわれた坂道では段ボールがあればススーっと滑れちゃいそう。

                     

来年は段ボール持参かな?

あれ?すでに来年の事考えてる…

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シシ神さまが潜んでいそうな森を抜けると

20.8kmポイントの第二関門に到着です。

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この第二関門で清川村コンパニオンに

それはそれはあつい御もてなしを受けるのでした。(…続く)

 

 

 


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ドングリ

傾斜率30%はすごいですね。
6%ぐらいでひーこら言ってます。
by ドングリ (2010-04-29 13:11) 

JUN

>ドングリさんnice!&コメントありがとうございます。
30って言っても走ってるわけでなく
ほぼへばりついてる状態です。

by JUN (2010-04-29 13:22) 

kummy

すごい!コースがドンドンきつくなってるー!!
ドエムランナーには堪りませんw
でも出場する根性がありません…(^-^;)
by kummy (2010-04-29 16:44) 

うっしい

お疲れ様です。
平地を走るのだって大変なのにトレイルランニングって凄い過酷ですね。
オッサンには絶対ムリだと思います。
by うっしい (2010-04-29 20:04) 

がんてつ

このレポ読んで、絶対無理という
結論に達しました。
by がんてつ (2010-04-29 20:27) 

JUN

>kummyさんnice!&コメントありがとうございます。
ホント、ドエムレースですね。
でもトレーニングと思えばいいラントレになりますよ。
by JUN (2010-04-29 21:41) 

JUN

>うっしいさんnice!&コメントありがとうございます。
ハセツネや北丹沢には60以上の方もエントリー
されているようです。
うっしいさんの走力なら十分と思いますよ。
by JUN (2010-04-29 21:45) 

JUN

>がんてつさんnice!&コメントありがとうございます。
ワタス目線のレポですのでかなり
しんどいイメージになってしまってますね。
がんてつさんの力量なら大丈夫ですよ~!
by JUN (2010-04-29 21:56) 

harley

舗装路が多いのは、勘弁ですね。
北丹沢、私も初参加を予定してます。
お互いがんばりましょう。
by harley (2010-04-29 22:46) 

JUN

>harleyさん nice!&コメントありがとうございます。
平日の休みが不可能の為
躊躇してましたが、
エントリーしちゃいます!
頑張りましょう!



by JUN (2010-04-29 23:24) 

コロ

やはりトレイルってハードなんですね。
でもコースを見てますます気に入りました♪
舗装路が多くて
山道もこれだけ充実しているなら、
私的には文句なしです☆
私の走力からすると、
本当は20キロくらいだと、ちょうどよいのですが。

私も近場のトレイルレースに出場してみようかな(^^).。oO






by コロ (2010-04-30 10:23) 

JUN

>コロさんnice!&コメントありがとうです
ご一緒にエントリーできたら
最高ですね!
by JUN (2010-05-02 23:09) 

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